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2011年6月24日 (金)

驚くべき学びの世界展

外苑前、ワタリウム美術館で開催中の「驚くべき学びの世界展」を見てきました。会期中何度も入れるパスポートチケットですが、もう一回いけるかどうか。
レッジョエミリアでの実践風景がたくさん流れているので、それを見ていたらとても
一回で全部見るのはムリ。今日もあっという間に時間が過ぎてしまって・・う〜ん、もう少し見たかったな。
コドモの言葉を、日々すべて記録しているのだろうか。
聞き逃してしまう一言一言を大切にすくい上げ、それに対して肯定も否定もせず、次の発見へと導くのがオトナの役割なのだろう。そのためには、コドモたちと一緒になって驚き、楽しめないと。
とかくコドモよりもオトナが先回りをし、お膳立てをしてしまうことがつい多くなってしまうが、それこそがコドモたちの思考や実践の芽をつんでしまうことなのだと改めて考えさせられた。
この展覧会をみても、ハッキリと「コレがコドモたちにとって重要なのです」、などというメッセージは見受けられない。ただ実際に行われている風景の中から、見る人それぞれが答えを導き出しなさいと言うことなのだろう。
さりげない日常の遊びや行為、会話の中から生まれる発見。その驚きについてたくさん考え自分の思考を形にする。見たモノをただ見たままに描く形ではない。行為そのもの、考えていく過程が作品。
とかく、仕上がりのきれいさや、見た目の正確さ、オトナが見た基準でイイワルイの天秤にかけてしまいがちだけれど、考えて形にしていくまでのコドモたちの行為こそが大切なのだ。どんな「遊び(テーマ・課題)」をオトナが提供するか・・ということも。


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