イメージを形に
造形教室の小学生クラスでは、イメージを形にあらわすカリキュラムを行いました。
想像して、形や色であらわし、人に伝えていく・・
まずは、肩慣らしでこんな質問をしてみました。
「今日の気分はどんな色?」
何色もあるカラーペーパーから、自分の今の気持ちに近い色を出してもらうと・・
暗い色の子もいたり明るい色の子もいたり・・。暗い色を選んでいるコドモたちにその理由を聞いてみると、「学芸会の主役をやりたくなかったのに、選ばれちゃったから」とか「ねむいから」という言葉が返ってきました。内心、暗い色を出されてビックリしていたので、理由を聞いてちょっとホッとしたりして・・
それから、形で言うと○なのか△なのか、□なのかグニャグニャなのか、あるいはもっと違った形なのか・・どんな印象があるかな?と考えたり、おはじきを使ってどんな置き方だとにぎやかに見えるかな?静かな感じかな?と、差を確かめてみました。
こうしたウォーミングアップの後、いよいよ・・
箱の中にそっと手を入れて、その感触を確かめてから、カラーペーパーを形に切り取ります。
おっかなびっくりだったけれど、AとB二つの箱に何度も何度も手を入れてその差を確かめます。おしゃべり禁止、相談も禁止!さあ、自分の感覚で考えよう!!
こんな色かな〜、こんな形を感じるな〜。
次に、二つのCとDの透明な水を飲み比べ。
うわ!・・・・・これは・・・・
う〜ん にやにや・・、え〜っ??
そうしてできあがったのがこの作品。
さて、どれがどういう物だと思いますか?左がA、右がB
正体を見せる前に、みんなにそれぞれのイメージを言葉で表してもらいました。
A/ ふわふわ、毛皮(うさぎ、ひつじ)、ネコ、犬のふわふわ、毛?
B/ ざらざら、ごつごつ、ガリガリ、アミみたい、ガタガタ
C/ パーッシュワシュワ、バーン、ジュワー、アワアワ、あまずっぱい、オェー
D/ 海の水みたい、ザッパーン、塩、こんぶ、わかめ、塩辛い、塩水、まずい、ボェー
いったい何でしょう?
作品と照らし合わせながら、想像してみてくださいね。