しょく感教室vol.22 だしを味わい、うどんを作ろう!
九月も半ばになり、ほんのわずかに朝晩涼しくなってきたような・・それでも、昼間の日射しはまだまだ暑く、残暑厳しい毎日です
さて、9月1日(土)に行われた「しょく感教室vol.22」のご報告です。
2012年のしょく感教室は、五味を体感するプログラム!その第5弾は、旨味。
日本人にとって、幼い頃より親しんでいる「だし」。その繊細で柔らか、微妙な旨味を五感を研ぎ澄まして味わってみましょう!
そして、「だし」を活かした料理といえば・・
お吸い物や麺類。・・ということで、今回は、手打ちうどんに挑戦しました。
恒例の自己紹介のあとは、すぐにうどんの準備です。なにしろ、30分寝かせなくてはなりませんので・・!
粉に塩水を加えながら、二人一組でこねていきます。ある程度まとまったら、ビニール袋に入れてタオルに挟み、足で踏みます。手で触る感覚、足で踏む感覚・・どうだろう??みんな楽しそうに数を数えながら踏んでいましたね。
よ〜く踏んで、生地が出来上がったら一人分ずつ丸めてしばらく寝かせます。
さて、その間に岩本留里子さんの「だし」のお話。だしにもいろいろ種類があるのですが、今回はかつお節。みんな、かつお節を削ったことあるかな??削り立てのかつお節と、スーパーで売っているパックのかつお節。味わいに違いがあるのでしょうか?削り立ての香りや色に違いはあるのかな?集中して味わってみよう。
それから、こんぶとかつお節を使って作った一番だし。実際のだしと、顆粒のインスタントだしとは味に違いがあるのでしょうか??どちらがおいしいと感じる?香りは、色は?
日々忙しいと、だしをきちんととることもなかなか出来ないのですが、こどもの時に本物の味をしっかりと体験して、舌で覚えていることは大切ですね。だしの香りもとても優しく、どこかホッとする空気になるのは何故でしょう?旨味を体全体で覚えておきたいですね。
さて、だしをしっかり味わった後は、いよいようどん作りの後半戦。寝かせていた生地を麺棒で薄く均等にのばしてのばして・・屏風折りに折りたたんだら、包丁やスケッパーを使って細く切っていきます。包丁を正しく使いながら同じ巾に切っていくのは結構難しい!集中して切っている姿は、さながら麺職人〜。均等に切れたら、ふわっとほぐしパッキングしてできあがり。出来上がった後、最後のお片づけもみんなで協力して行いました。
今回は、試食の時間がとれなかったので、出来上がった麺を手書きのレシピと共に持ち帰り、家で茹でてもらうことになりましたが・・味はどうだったかな?もちもちの歯ごたえでおいしかったでしょう!意外に簡単に出来る手打ちうどん。今度はぜひ、ご家族で作ってみてくださいね。もちろん、めんつゆも作ってみてくださいね。