こどもきずな絵画展
アール・ブリュットを観た後に、こどもきずな絵画展を観てきました。
アプレットプラスの造形教室に通っているこどもたちの作品も展示されているからです。このようなイベントに参加するのが初めてだったため、どんな規模でどのように展示されているかもまるでわからなかったのですが・・雨もちょうどあがった頃に水道橋駅に到着。家族連れや若いカップル等、たくさんの人でごったがえしていました。プリズムホールという会場前に行ってみると・・入り口付近に列が出来ているほど結構混雑・・ちょっとビックリ。(私、それほど多くの人が来ているとは思っていなかったんです・・)
会場にはいると、広い展示場内たくさんの仕切があって、アプレットプラスのこどもたちの作品をさがすのに一苦労・・。見逃していたようで一周まわってようやく見つけました。
入り口に近い場所で良かった・・ホッ。 6月末にアトリエで行った「ちいさな展覧会」にも飾りましたが、自分たちにとって家族ってだれ?家族ってどういう存在?どんな思い出があるかな?家族と一緒の毎日の生活ってどんなかな?と、考えながら、コドモたちがていねいに時間をたくさんかけて描いた絵です。
それにしても!全体の作品数の多いこと!・・・上野の東京都美術館で天井から足元まで作品がびっちり並んでいる展覧会を観て、へとへとになったことがありますが、それに近い・・しかも、様々な完成度のコドモたちの絵があり、アトリエによって「絵」のとらえ方が違うのだなと実感・・。明らかに制作時間の短い作品、家の型を並べてそこに家族の人数分の顔を描かせているところもあり・・背景真っ白、薄いえんぴつで輪郭さらさらと色を塗っておしまいというものも。家族をテーマにしているはずなのに、宇宙の絵、恐竜の絵??・・・・ごめんなさい、私とはちょっととらえ方の違うアトリエもたくさんありました。
改めて、「絵」に何を込めるのか、「絵」とは何か?どのように表現するのか?どうコドモたちに伝えるのか?どうコドモたちに声をかけるのか?・・考えさせられてしまいました。しかも、アール・ブリュットを観た後だったために尚更。
また、隣に展示していた国際平和美術展・・という展示がまた・・様々なジャンル、様々な作品が並び・・う〜ん・・あまりじっくりは観ませんでしたが・・
しかしながら、やはり鑑賞は大事。とにかく会場も含めて「レベルの高い作品」をたくさん観ること。数ある美術館やギャラリーにも展示する作品の傾向があるので、それを踏まえて足を運ぶ。ホンモノを見極める目をもてるように鑑賞を積み重ねる。そこが大事であることにまちがいはないと確信した日でした。日頃、なかなか展覧会を見る時間を作れない私ですが、やはり出来る限り続けていかなければ。