レオ・レオニ絵本のしごと をみてきました!
渋谷の東急Bunkamura ザ・ミュージアム で開催中の「レオ・レオニ絵本のしごと」を見てきました。
日本でも、大変有名なレオ・レオニ。なんと言っても小学校の国語の教科書に「スイミー」が出ているので、こどもたちもよく知っている絵本作家ですね。
しかし、今日見てきてわかったのは、彼が絵本作家としてスタートしたのは、なんと49歳のとき。それから、世界中に知られる絵本をたくさんうみ出していったのですから・・人間いくつになってからのスタートでも遅くないですね!
平日に行ったけれど、やはり夏休み中。しかももうすぐ会期終了と言うことで、美術館は大混雑。こどもから大人までヒトがわんさか!土日はもっとスゴイのでしょうね。混んでいる美術館は苦手ですが・・仕方ない。いつもだったら、並んでみないで遠くからでも自分のペースで行ったり来たりしてしまうのですが。今回は列に並びながら一つ一つの原画をじっくり見てきました。
様々な模様をあしらった紙を使用し、ごくシンプル・構成的にレイアウトする手法は、やはり元グラフィックデザイナー。文字が入ると引き締まって、とてもかっこいい。文字が入っていないときも、その空間が美しい。
それから、カエルやカタツムリなど、実際にリアルに描いたら少々気味悪くなりがちな動物や虫も、レオ・レオニの手にかかると、大方の人々が「可愛い!」と思えるような仕上がりにできる、しかも上品に・・これって、すごいことです。
鉛筆、色鉛筆、パステル、テンペラ、油彩、水彩、コラージュ・・何種類もの画材と技法を使いながら、描かれている原画は、どれもとても細かく繊細でシンプルで、・・でもとても大胆でもありました。絵本に込められたレオニのメッセージも紹介されており、なぜ彼の絵本はこんなにもこどもから大人までを魅了するのかということがこの展示を通じて、よくわかりました。
会場の順路最後にある、レオニグッズのコーナーも・・長蛇の列!
開催期間はあと少し。8/4まで
コメント