ざくろのスケッチ
ざくろといっても、あまりメジャーでは無いので、知らないこどもたちも多数。
これは何でしょう?
と、たずねてみたものの・・
イチジク?
ん?
知らないな〜
ざくろと知っている子もいましたが、知ってるけど食べたことが無いとか・・
お母さんだけが食べていたとか・・
そんな珍しい ざくろの実を
じっくりと眺めて、しつこく観察して
スケッチしてみました。
りんごとかミカンとか・・よく知っている果物だと、頭の中のイメージだけで
モチーフを眺めもしないで描いてしまう場合もありますね。
でもザクロの場合は別。表面の模様も、枝葉の形も、皮の色も、はじけて中から顔をだしたルビー色の実も・・よく知らないからこそ、よく見ないと描けない。
さあ、しっかり観察して描きましょう。
相変わらず横で 私がしつこく「見て 見て 見て・・そして描く」と唱えます。
「オモシロイ形や、色を発見してね〜」
「観察することの練習だよ」
「とにかくよく見て」
スケッチに集中してくると
もう、いつものにぎやかさはどこへやら・・
うんうん、いいぞ!
こういう時間こそが大切なのです。
この緊張感のある静けさ。
邪魔してはいけない・・と、こちらも緊張します。
白い画用紙に生き生きとした線が現れてくると
「よし!モチーフと心のキャッチボールができてるな」
アドバイスも素直に受け止めて、また、線を描いているこどもたち。
私も大いに刺激を受けました。
パステルで軽く色をつけますが、そのときも
混色の基本や、影にも色があること、同じ赤でも黄色っぽいとか青っぽいとか・・違っているはずだからよく見よう〜・・そんな言葉を投げかけていきます。
今回、初めてスケッチにチャレンジしたこどもたちも多かったのですが、力作揃いです。前回より大いに力を伸ばした子もいます。
スケッチは、何度も描けば描くほど成長を実感します。そして一枚一枚個性的なスケッチに仕上がりました。みんな、周りを気にせずモチーフとしっかり向き合った証拠ですね。
また、チャレンジしましょう!
(そよみ/一年生)
(ゆいな/一年生)
(なおき/一年生)
(こすず/一年生)
(かずき/二年生)
(りんたろう/二年生)
(としき/二年生)
(もあ/三年生)
(けいと/三年生)
(ちさと/四年生)
そして・・・
今回、おとなのクラス(隔週火曜日夜に開いています!)でも、ざくろのスケッチにチャレンジしました。小学生以来のスケッチだとのこと!
日頃忙しい時間を過ごしているおとなの方々も、小一時間じっくりとモチーフと向き合いました。
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