羊毛で作ったロボット 小学生クラスより
ロボットを作りたい! 当時小学校3年生のUくんは、言いました。昨年の7月のことです。
具体的なイメージを教えて欲しいと思って、スケッチを描いてもらいましたが、大きさも小さくて、どこかで見たことがあるようなイメージもして・・・もっと世界に一つだけのオリジナルのロボットにならないのかな? と思い、いろいろと具体的にどんなデザインにしたいのか詳しく言葉やスケッチで表してもらいました。
実物大で描いたロボットの設計図は、アタマが卵形に丸みを帯びています。
さて、どんな素材でこれを作ろうか・・・・
そうして、Uくんとやりとりしているうちに、羊毛フェルトを使って作ることになりました。フェルトを使えば、球面は比較的簡単に表現することができます。それに、普通のロボットは堅い素材で丈夫にできているはずが、柔らかくてやさしい手触りだったりすると、それこそ世界に一つだけのロボットになりそう!
各パーツもどんな素材にするか、どんな方法で色をつけ、接着したり縫い止めたりしていくか・・細かく記入し、順序を考えながら制作していきました。
羊毛をフェルト化するときは、石けん液をかけて こすってこすって・・・
アタマの部分は、卵形のスチロール型に羊毛を貼り付けながらフェルト化させていきました。
タイヤや、目、ベルトなどは、羊毛をニードルでさして表現。
どれもこれもとても時間のかかる作業でしたが、一つ一つの作業を楽しみながら作っていたUくん。細かいパーツを粘土でていねいに形を作って色を塗る作業も、
針と糸を使ってワイヤーを縫い止める作業も、ボディを縫い合わせる作業も、器用にクリアしていきます。
製作開始時には完成がいつになるか心配していたのですが、そんな心配はどこへやら 予想以上に早く創り上げることができました!
節目節目で相談しながら、こんな風に作ってみようか?と、確認しながら イメージを形にしていった作業。こうしたら?という提案にも、果敢にチャレンジしていったUくん。 なるほど、物づくりとはこういう行程を経ていくんだな・・・と、この経験はきっとこれから先にも役立つはず!
カッコイイ、そしてカワイイ、ロボットができあがりましたね。
ばんのうロボット / うい(小学3年〜4年/制作時)
■くふうしたところは
手が左右ちがうこと
■むずかしかったところは
フェルトシートをつくること
■このロボットはどういうはたらきをしますか
たんさく 宝さがし
■手が左右ちがうところの役割
左のドリルはかたい物をくずす
右の手は重い物でももちはこべる
■数字やボタンの役割
きまった番号をおすと言ったとおりに動き出す
(2056)
どうして 2056 なんでしょう?!
それに、みんなに教えちゃったら・・・みんなの言うこと聞いてくれるのかな?
コメント