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2016年7月22日 (金)

描くということ   小学生クラス

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先週からイーゼルを使った鉛筆デッサンをしています。

モチーフは見てのとおりゴチャゴチャと大変複雑、そしてむずかしいものです。

子供たちには「自分の描きたいものがあるところに座って、すきなものを描いてください」と伝えました。


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最初はとまどっていた子供たちですが、試行錯誤しながらもそれぞれのペースで画面に向かっていました。


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モチーフには自然な形・人工的な形、有機的な素材・無機的な素材、重いもの・軽いもの、透明なもの・不透明なもの、大きなもの・小さなもの…様々な要素を組み合わせています。

子供たちはまず自分で描きたい場所を選びました。 おそらく選んだモチーフには意識にあるなしにかかわらずそれぞれの心に引っかかる何かがあったはずです。

細かい字が気になった人、透明でキラキラしているものをみるとワクワクする人、モチーフに当たった光が気になった人…。

「自分はどういうことに興味があるのか?」  を知ることは自分の特長や特質=個性を知ることでもあります。 これはとても大切なことです。

学校教育の現場ではそれぞれの個性より「できた」「できない」で評価されることが多くなります。 ですから「できない=苦手」になってしまうことが多いのですが、もし自分の特長を知っていれば「自分なりの取り組み方」で苦手を克服する方法を見つけることができるようになるはずです。

ご父兄も積極的に子供たちの絵をみてキラッと光るところを探してほめてあげてください。きっと色々なものを発見してくるようになりますよ。

今回私も子供たちのデッサンの中から様々な長所を発見することが出来ました。この発見を今後の声かけに活かしていければ良いなと思っています。

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で、皆さんは何を選びますか?

つる。



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