キャンドルのある風景とポップアップカード 11/25
金曜日のクラスはディッピング・キャンドルや、紙コップのキャンドルをどのようにみせるか?ということをテーマに作業をしました。
普段は「作って、完成させる」ことが目標になりますが、今回は作ったものをいかにみせるかを考えてもらいました
できた作品は写真におさめ、最後にみんなで鑑賞しました。
自分の製作したキャンドルが各自が作り上げる環境(素材や色など)によってガラッとイメージが変わることや、見る位置(近くから・遠くから、見下ろし・見上げなど)によって一つの作品が様々な表情をみせることに気づいたかな?
ゆうとくん(5年生)の作品 ↑
赤と白にくっきり分かれたロウソクに赤・白・緑にくっきり分けた色面を組み合わせている構成が潔いです(上図)。
同じ構成でもグッと近寄るとまた違った印象ですね(中図)。
地中からカラフル筍が出たような作品。これも色々と視点を変えてみると様々な表情を見せます(下図)。
かのんちゃん(5年生)の作品 ↑
全体に積極的に色々な素材を組み合わせているのが綺麗です。
緑と赤という補色の関係にある強いコントラストのロウソクに対応するよう緑系・赤系のモチーフを組み合わせているところが良いですね(上図)。
色の変化が多いロウソクには様々な色のモチーフを組み合わせています。また、あえて人工的なモチーフを組み合わせることで、上の作品との差をつけようとしているところに明確な意思が感じられます(中図)。
ロウソクに細紙を巻き付けることで円錐ロウソクの同心円的な色変わりがふわっと解けたような感じられるイメージが面白いです(下図)。
りょうくん(4年生)の作品 ↑
上の作品は現代の河原をイメージしたそうです。流木や石などに混じって銀紙やガラス片が組み合わされ、どのようなところでもポイ捨てしてしまう人がいる現代を風刺しているように見えますね(上図)。
「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは/在原業平」をビジュアル化したようなダイナミックな構成が綺麗ですね。ロウソクの下に敷かれた青紫の四角い紙が赤を引き立て強い印象を作り出しています。(中・下図)。
はるのちゃん(2年生)の作品 ↑
ロウソクに合わせて暖色系に寄せたモチーフの彩りが綺麗です。少ない要素を効果的に組み合わせて素敵な料理の一皿にも見えてきます(上図)。
こちらは物語の挿絵のような風景。一つ一つのモチーフを重ねてみたり離してみたりと、試行錯誤の跡が見受けられます(中図)。
柔らかいお花紙との組み合わせでとても暖かい雰囲気が出せました。枝の茶色が画面に締まりを持たせています(下図)。
はなちゃん(4年生)の作品 ↑
体調を崩してディッピング・キャンドル制作の日お休みしたハナちゃんはポップアップカードを作りました。
背景にお花紙を小さく切ったものを少しずつ重ねながら貼り合わせることで重なった部分の色がかわり綺麗です。
家の黄色も映えますね。
白バックにすると分かりますが、色のある背景と色のない地面部分とがはっきり分かれすぎて見えるので、地面部分にも何か色の形を置くと良いかもしれませんね。
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