羊毛のふくろう 2022/6/21完成
完成からだいぶ時間が経ってからのご報告ですが、ご紹介します!
(他にもたくさん完成している作品があるので、少しずつご報告していきますので、のんびりお待ちください)
フクロウはネズミなどの小動物を食べる鳥ですが、この小さなフクロウは、ネズミを食べないんだそうです。
そこが面白いですね。
フクロウと仲良しのおにぎりが好きなネズミが木の上にいたり、木にはチーズや果物がぶら下がっていて、作者の想像力がそこかしこに。
まるで絵本の一場面のような作品です。
ねずみをたべないふしぎなふくろう あかり(小学3年)
制作期間 2022年4月~6月
■くふうしたところ・みてほしいところ
さくらもちの色をしているねずみとくだものが、ぶらさがっているところ
■むずかしかったところ
木にくだものをぶらさげるときに、あなを木にあけたところがむずかしかった
■つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと
丸いものには、かくのがむずかしいのをはっけんした
■この作品についてのお話
森の中に、いちばんおおきな木があって、そのくだものの木はいつもふくろうがいて
夜になるとねずみのためにいつもおにぎりややさいをおいて、朝になるとねずみが来て2人でわけてたべて、おわったらふくろうにおれいを言ってかえって、ふくろうはくだものの木からたべたいものをとってたべる
手のひらに乗るくらいの小さなフクロウですが、このフクロウが留まっている木には、世の中の常識が逆転しているようなことがたくさん起きています!
フクロウよりだいぶ小さなリンゴ、それよりも小さなスイカ?! 桜餅色のネズミ?! チーズが木から生えている?!
あれ、よくみると魚もぶら下がっている!
フクロウを羊毛で作るときには、写真を見たりスケッチをあらかじめして なるべく本物を知ってから、自分のイメージを作り上げていくようにしました。
フクロウの足指は木に留まる時には、前2本後ろ2本の指になり、地面のような平らなところに立つときには前3本後ろ1本になるのだそうです。ワイヤーに羊毛を巻き付けて作ったフクロウの足は、それに倣って作りました。
フクロウが住んでいる木はアトリエにあった流木を使って作ったのですが、枝を差し込む穴をあけたり台座を作ってそこに太い幹を立てたりしました。枝にはピンバイスで穴を開けて、ワイヤーを刺した粘土パーツを取り付けました。難しかったと思いますが その方法はよく覚えておくと、今後の制作にも活かせるかもしれませんね。
今回は、Aちゃんが作りたいものをパーツごとにその場で思いつきながら作っていったという印象が強かったのですが、これが最初のアイデアスケッチの段階でAちゃんの創作したストーリーが詳しく出来上がっていると例えば野菜や果物を作ったときや木に生えている食べ物などの大きさや形などにもっともっとこだわりが出てきたのかな? と思います。
なんで、スイカよりリンゴが大きいの? なんで、ネズミが桜餅色なの? その答えが作品の中に登場していたり、Aちゃんからその理由を知るお話が語られると、もっともっと作品について知りたくなりますね。
作品の裏側もとても大切だということ、おおらかな想像力と、緻密な制作作業、時間をかけて作っている場合は、イメージの継続力も必要になりますね。
こんな世界があったら面白いな
こんな動物がいたらどうだろう?
現実には存在し得ないことでも、創作の世界では作ることができます。たくさんイメージして、こんな世界があったら面白い!ということを追求するのも、楽しい作業です!
何もないところから、形作っていくことは楽しいことでもありますが、ときに難しい時もあります。
自由、ということはむしろ、困難なことがたくさん。
それでも、それを超えて自分らしさを表現できると、そこには格別の楽しさが待っています!
これからも、既成の枠を超えた自由な発想を大切に、たくさん制作を続けてくださいね。
それでは、制作の様子を少しだけご紹介!
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