ホオズキの木彫 2023/2/10完成
作ってみたい、彫刻刀を使ってみたい
その気持ちから、始まったホオズキの木彫です。
りんごのようなほうずき ゆいと 小学4年
■くふうしたところ・みてほしいところ
ほおずきに、ちょうこく刀で節を入れたところを工夫しました
■むずかしかったところ
糸のこばんで形を切るところ
■つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと
絵の具でぬるとき一つの色に色々な色をまぜるとグラデーションが完成しました
■どこにかざりたいですか
自分のつくえの上
彫刻刀で木を削ってみたいと思っていたYくんですが、彫刻刀も使い方を間違うと大きな怪我につながります。
版画のような平面的なもので彫刻刀を使ってみるのではなく、Yくんの希望するのは、木を削って立体的な何かを作ってみたい ということでした。ですから、なおさらきちんと正しく道具を使いながら作品制作をするために、果たして何をモチーフにするか?
しばらく考えたYくんが作ってみたいと思ったのは、ホオズキでした。
ちょうど、アトリエにはドライのホオズキがあったので、そのスケッチからスタート。よく観察をして、形や表情を見て、まずは描いてみます。
その後、バルサという少し柔らかい木材で、どんな様子か削る練習をしてみました。柔らかいので、それなりに作りやすいはずでしたが、その柔らかさがちょっと物足りなかったようで、Yくんはもっと硬い木でやってみたいとリクエスト。ツル先生も、どうしたらいいかなと一緒に考えていました。
角材から立体を作る際に、上から見た上面図、そして正面図、横から見た側面図・・の三面図を作って、その図をもとに糸鋸盤で切り出すと彫刻刀で細かい部分を削る前段階の、大まかな形を切り出すことができます。その方法を使って、まず硬い木を削りました。
その後、彫刻刀を使って少しずつ丸みを出したり、表面の皺を表現したりと、できることは山ほどありそうでしたが、木が硬い分 削るのが思ったより難しかったようで、あれほどやってみたいと言っていたYくんだったのに、できた!完成! と・・意外なほどのスピード制作でした。
もう少しこだわって喰らいついて、ホオズキの表面やヘタ部分など表現して欲しいところもありましたが、
まずは作ってみたい、という気持ちで、初めてやってみる木彫にトライしたこと、そして使ってみたいと思った彫刻刀を実際に手にして、その難しさに触れることができたこと、一筋縄では物は作れないことを体感できたことがよかったのではないかと思います。
絵の具での色塗りは、鮮やかなホオズキ色を再現して、少しグラデーションをつけてみたりと工夫しました。
次回は、興味の深掘りができる何か を見つけられるといいな と思います。
それでは、制作の様子を少しばかりご紹介!
制作の様子は、2022年12月〜2023年2月 金曜日クラスの日記でも見ることができます
アプレットプラス http://aplt.jp/
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