展覧会

2019年9月13日 (金)

虫展 六本木21_21 と ロイス・ワインバーガー展 ワタリウム美術館

9月に入っても、台風の影響からか 真夏のような猛暑が続く東京。
まだまだ夏気分です。

ついでといってはなんですが・・
2019夏休みの備忘録。



時は8月後半。
どこの展覧会を観ようか迷ったけれど、六本木21_21で開催中の 虫展へ!

酷暑の夏。 幸いなことに、8月後半のこの日は曇天。 湿度は高いものの、37℃越えなどと異常な気温ではなかった。

 

03_20190904121301

 

 

正直言って、虫は・・・それほど興味も無く、大きな蛾や、ゴキブリ・・、幼虫状態なんてもってのほか、はっきり言って苦手〜。 予期せず突然 出くわした場合には、突拍子もない声を上げてしまう。そんな存在の「虫」なのだが。

なのに、この展示を観た後では
虫ってスゴイ 虫って美しい 虫ってキレイ 
キレイな虫を集めたくなる人の気持ちが多少なりとも、わかった・・ 

とまで変化した自分。(ただし幼虫の展示はありませんでしたが・・・唯一、レンズ越しにそれとなく見えた虫に人間はどんな反応をするか・・というものがあったのですが、それはやっぱり少し震えました)

何より、とてもわかりやすい。展示の意図が伝わりやすい。
昨年、デザインあ展を観た時と同様、佐藤卓氏によるディレクションはとても明快。

 

01_20190904121301

 

05_20190913142901

入り口付近にずらっと展示されていた標本は、ため息が出るほど美しかった!
触角や足を、傷つけることなく美しくキレイに保存して・・・そしてまた新しい虫をここに並べたい・・というコレクターの気持ちが、少しわかった。 何種類もの昆虫が整然とレイアウトされているのは圧巻。
でっかい蛾や白いゴキブリ(言葉だけで聞くと、ひ〜〜〜っ!)を、じっくり眺めることができたのも、我ながらビックリ。


 

02_20190904121301


↑ 虫の模様を発展させると・・
見せ方のデザインもシンプルでキレイ。

08_20190913144401


↑ 同じ種類の葉っぱでも虫によって食べる痕跡がちがう。
痕跡から、どんな虫がいたのかを想像する。

・・考えてもみなかったことだが
こうしてレイアウトされていると美しさを感じる。


07_20190913144401


↑ トビケラの巣

拡大してみることで、視点が変わることを改めて感じる。



06_20190913144401

↑ 虫に名前をつけてみよう。
たくさんの言葉が並ぶ。



展示では、様々な方向から虫の美しさを「見せつけられて」 そこから気づくアイデアやヒントがたくさんあることを教えてくれる。

好き嫌いで排除してしまうのではなく、虫を多面的に観察し、そこから何を発見できるか。



04_20190904121301

 

 

出口付近のホールでは、オトナからコドモまで 自分が考えた虫の名前について、その形状を考え楽しむことのできるスタンプコーナーが。

会期は11月4日までと、まだまだ時間があるので、ぜひ六本木へ足を運んでみてほしい。おすすめ!


その日は、六本木から外苑前の ワタリウム美術館まで歩いてみた。
そこで見つけた都会の中を切り取った風景。

Img_3456


国立新美術館の横をすり抜けて青山墓地方面へ。
そのときに見つけた看板。

六本木でも、ヘビが出るのか!!


Img_3463
Img_3468

 

虫展の後、虫を発見。 

どちらも、動かない。 暑さにやられちゃったのかな。
青山墓地下の壁にて。

 

Img_3470
Img_3472
Img_3471

 

青山界隈にも、こんな風景が。
昭和の建物かな。

こういう出会いも、
裏道を歩いてみるからこそ!


蒸し暑い夏、外苑前までテクテク。

 

Img_3474

 

 

そして、ワタリウム美術館に到着。 
そこで開催されていた ロイス・ワインバーガー展を観る。 ポップなポスターに興味を引かれて行ってみたのだが
自然をモチーフにして観る人の心をざわつかせる現代アートという やや難解な内容だったので、
比較することでもないのですが・・・コンセプトの明快だった虫展のほうに、軍配!

 

Img_3477

 

Img_3479

そして、この後 原宿方面へ またしてもテクテク。

そろそろ、サンダル履きの足の裏が気になってきました。

Img_3484

 

駅への近道 ということで、意を決して 竹下通りへ突入〜!
年齢層がやっぱり低い。 今や小学生〜中学生と外国の方がメインの通りです。

 

Img_3485

 

 

竹下通りに来たら、やっぱり気になるクレープ。 全てがファンシーカラー。ピンク水色クリーム色!!
食べませんでしたが。

 

Img_3489

 

 

原宿駅に到着して、山手線を待っているホームから見えた緑は、
動物に見えてきたから不思議。


展覧会と都会の裏道散歩。
近い美術館をハシゴするときにはおすすめ〜、ただしサンダルではなくスニーカーを履いていこう。


(m)


| コメント (0)

2019年8月14日 (水)

ショーン・タンの世界展 at ちひろ美術館 / メスキータ展 at ステーションギャラリー / 野蛮と洗練 at 菊池寛実記念 智美術館

表題に示したが、三つの展覧会の備忘録。

実際に足を運んだのは、7/13(土)に、ちひろ美術館。 足を運んだというか、自転車で行ける距離なのです。
そして、あとの二つの展覧会へは、 7/15(月)海の日! 通常ほとんどの美術館が月曜定休というところが 多いのだが、
この日は祝日と言うことで開館。混んでいるかと思いきや、二つともストレスのない空間でした。


すでに会期が終了している展覧会なので、備忘録としての記録となるが

ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ 

ちひろ美術館へは、家から自転車で20分ほど。 梅雨まっただ中、わずかな晴れ間を見計らって出発。
美術館は土曜日の午後と言うこともあってか、また会場そのものがこじんまりしているせいか 大勢の人が集まっているように感じた。
なんの予備知識もなく、チケットをいただいたこともあって とにかく行ってみることにしたのだが、とても良い展覧会だった。

鉛筆だけで描くモノクロの世界、文章を使わずにコマ割りのみでストーリーが展開する『アライバル』の原画。
空想の世界は、言葉がないからこそ、イメージをかき立てる。色も音も言葉も無いのに、絵の隅々まで見渡したくなり、想像の世界に没入してしまうようだ。 鉛筆でここまでの緻密な濃淡と細かなディティールを表現できるとは!
ファンタジー映画を見ているような気持ちにさせる、不思議な絵。
登場する生き物たちは、ありそうでなさそうで、愉快でかわいらしくて怖くて気持ち悪くて? でも、なんだか憎めない・・そんな感じがした。

会場を巡るときに、少し順序を間違えて 最新作の大きな油絵を見るところから見始めたのだが、会場内の いわさきちひろの原画もじっくりみて、
その後、本来なら一番最初に見るべき 『ロストシング』の原画のコーナー
美術館の閉館間際に、ロストシングのアニメーション原画や絵本原画 アニメーション上映に見入ってしまい・・その魅力に引き込まれてしまって ついついDVDまで買ってしまったという!!


Img_3133_20190813115401



なんだろう?この、ありそうで、なさそうで 言葉を越えた世界共通の不思議な感覚・・
人間界のちょっぴり切ない気持ちのやりとりと、あり得ない生き物たちの登場と。この独特な世界観こそ、ショーンタンの世界なのだろう!

帰り道、またパラパラと雨が降ってきてしまい、急いで自転車のペダルを踏みながら帰路へ。


メスキータ展

東京ステーションギャラリーで開催中のメスキータ展(会期:2019年6月29日(土)-8月18日(日))
これまた、頂き物のチケットを手に、東京駅へ。 丸の内北口を出てすぐに美術館の入り口はあった。 実は、初めての東京ステーションギャラリー、どんな空間なのかと期待感を持って入館!

14ca2290879d49f5b7372538c1f5786f



木版作品を多く制作していたメスキータ、ショーンタンが描いた濃淡満載の鉛筆画とは違った、ハイコントラストのモノトーンの世界観を堪能できる。
描こうとする人物や動物・植物などのモチーフと背景の模様等をシンプルに構成しなおし、版画を試し刷りする間に版に手を加えながら絵を変更していく。
200点を超えるたくさんの作品は、ほとんどが版画作品であったがグラフィックデザイン要素の強いものばかり。プリントを重ねて変更していったり、版に手を加えてプリント段階での変化を作品にしてみたり。印刷過程の試行錯誤が作品となっている。

ドローイング作品も多数展示されていたが、展覧会での解説によれば、シュルレアリスムにおけるオートマティスム(自動筆記)の先駆けとあった。オートマティスム?・・私には、無意識に描いたドローイングというよりも、心の中を具体的に描いたもののように感じたけれども。
良く見ると、物語の一場面のようでもあるし・・ユーモアのある表情に見える登場人物は、小説の挿絵のようにも見えた。
木版のシンプルで明快で構成的な作品に対して、繊細で不可思議でハッキリしない部分も持ち合わせた曖昧で幻想的な世界。
相反するような二つの画風で制作することで、バランスを保っていたのかな・・。


野蛮と洗練 加守田章二の陶芸

ホテルオークラの脇にひっそりと建つ美術館、菊池寛実記念 智美術館 ・・・長い名前・・!
こちらも初めて訪れる場所であったが、まず虎ノ門という場所にほとんど行ったことが無い。
周りには大使館も点在し、道には警察官の姿も見られて物々しい雰囲気。
ホテルオークラは工事中だし土地勘ないし・・で、到着には少し時間がかかってしまったが、訪れた時期が涼しい時期で良かった。これが酷暑日だったら、道に迷った時点で 行くのをあきらめたかもしれない。

A52147750a5842259047142016d9f330



美術館の内も外も、都会のどまん中にして静寂・・おとなの落ち着いた空間。(外は、若干 工事中のところが多いのでそこら辺は残念ですが)
地下一階の展示室に 陶芸作品が並ぶ。
陶芸などの工芸品のために作られた空間、ライティングも暗さの中から作品が浮かび上がるように設計されているようだ。
立体作品はぐるりと回り込んで観たいものだが、それも可能になるように 中央になだらかな曲線を描きながら展示台が置かれている。

加守田章二の作品は、タイトル通り 野蛮というか・・ごつくて力強い素材を相手にしながら、等間隔の波模様、幾何学的なパターン、それでいながら優しさも感じるような曲線。 優しさと きわどさ 冷静と情熱と、華奢とモダンと・・ 
バランス感覚がとても素敵だった。

Img_3132



この展示はすでに終了。



| コメント (0)

2019年6月27日 (木)

ちいさなてんらんかい 2019 無事終了しました!


ちいさなてんらんかいを、今年も無事開催し終了することができました。

Photo_20190627011101


今年は、天候が今ひとつで 初日の土曜日は時折激しい雨が降ったり止んだりの一日。
翌日曜日は曇りがちな一日、月曜日も雨が降ったり止んだり・・・
ちょっと予測不可能なお天気だと、なかなか外に出かける気分になりませんよね。

でも、てんらんかいには 三日間で延べ人数150名近くの方がお立ち寄りくださいました!

通っているこどもたちはもちろん、そのご家族やお友だち、そして地域の皆様(向かいのしらさぎホームのおじいちゃんおばあちゃん・スタッフの方々、お散歩途中の小さなお子さん連れのお母さんお父さん・・)そして、私たちの友人知人も・・・

お忙しい中、本当にありがとうございました。

20190623



展覧会場に入って、こどもたちの作品を観るとみなさんの表情がパッと明るくなりますが、改めてこどもたちの作品のパワーを感じずにはいられません。
鮮やかな色や一生懸命作った形・・そしてコツコツ作り続けている時間そのものを感じさせる細かな造作物たち。

じっと見つめ続けた自分の顔のデッサン、色や形をそっくりに仕上げようと黙々とがんばったそっくりキャンドル
夏休みの楽しい思い出がぎゅっとつまった夏休みボックス、初めてアトリエを訪れたときに描いた絵を表紙にしたノートたち
一枚一枚紙を貼り続けて完成させた張り子の器、それぞれが思い描いた世界を形にしようと工夫をこらした自由制作

制作途中の作品もありましたが、未完成の姿もこどもたちにとっては刺激的だったのではないかと思います。おとなの方たちも、じっと見つめてくださいました。来年のてんらんかいを楽しみにしていてください。きっと、これらの作品が完成形としてみなさんの前に登場することでしょう!

作品や作者へのメッセージもたくさんいただきました!!  ありがとうございました!

すごいね
がんばってね
次の作品をたのしみにしているよ

そんなやさしく温かいメッセージを、こどもたちに直接届けたいと思います。
きっと、こどもたちにとって一生の宝物になると思います。

Photo_20190627011801



今回のちいさなてんらんかいで、とても嬉しかったことの一つは、
かつて通ってくれていたこどもたちが、ちいさなてんらんかいを観に来てくれたこと! 
みんな、背も高くなって、オトナっぽくなって・・
でも、笑顔は当時のまま・・ 久しぶりに会うこどもたちはこれからの自分の進路を考えていたり、とても成長していました。
この先また 様々な体験をしながら大きく成長していくこどもたちを、遠くからずっと応援していきたいな・・と改めて思いました。



ちいさなてんらんかい 全体へのメッセージもたくさんいただきましたので、
この場を借りて ご紹介したいと思います。

・どの作品もステキで わたしもやってみたいなと思いました。

・カラフルで個性豊かなきれいな作品ばかりでいやされました! 昔かよっていた時の課題と似たものもたくさんあってなつかしかったです。

・てんらんかいにきて いろいろなものをみれてたのしかったです。

・いろいろな作品が見られて とても楽しかったです。イノシシコラージュでは、皆とてもはやく走っているようにみえました。

・はじめてきたけど いろんなものができてて ぜんぶいいと思った。

・夏休みボックスがとても楽しかったです。 それぞれいろんな楽しい夏休みをすごしたんだなと とても感じました。どの作品も個性にあふれていて世界に一つだけのすばらしいものばかり これからも楽しく作ってくださいね。

・いろんな作品があって楽しかったです!また来たいなと思いました。

・作品をつくる過程も見えて感心しました。

・みんな人のまねではなくて自分の考えで楽しそうに作っていてステキです。

・どの作品にも物語があり、エピソードを読むのがおもしろいです。来年も楽しみにしています。

・我が子が卒業してもなお、楽しみに来させていただいています。様々に個性を持った子たちに常に寄り添い引き出してくださる先生方に感謝です。また、来年が楽しみな作品が多々ありますね。

・みんないっしょうけんめい作品を作っているのがよくわかりました。これからもがんばってください。

・それぞれの作品がとてもすてきでした。とても楽しかったです。

・素敵なてんらんかい、今年もありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

・毎年楽しみにしています! 今年もすばらしい作品ばかりでした!これからもがんばってください♡


たくさんたくさん、本当にありがとうございます!!
私たちも、いつもは作る場であるアトリエが、三日間だけギャラリーに変身することを、直前までどんな空間になるかわからないそのドキドキ感を楽しんでいます。
こどもたちの作品をどうやってディスプレイしようか・・(会場構成ほとんど ツル先生!)と考え、空間そのものが作品のようになっていく三日間だけのギャラリーで、とても豊かな時間を過ごせることに、幸せを感じています。

でも、てんらんかいが終了すると、あっという間にまた元通り。 
ちょっぴり寂しくもありますが、また来年に向けて もっと素敵な作品に出会えることを楽しみにしながら、こどもたちを見守っていきたいと思います。

ありがとうございました。

| コメント (0)

2019年4月15日 (月)

トルコ至宝展 ユーモア展 at  六本木

東京の美術館や博物館の多くは
月曜休館のことが多い。

どうしても月曜日に展覧会を観たい!
という人はどうするのか?

そんなときは、六本木界隈の美術館に行けばいい。
六本木の美術館はだいたい、火曜日が休館日。

以前、美術館は月曜休館が当たり前 と信じ込んで なんの疑いもなく
火曜日に六本木の美術館を訪れたときに、ことごとくどの美術館も休館でショックを受けた経験あり。
それ以降、火曜日に六本木には行かない と決めている。

今回は、国立新美術館で開催中の
トルコ至宝展 を観る。

 

Img_2326-1

 

 

展示場内 撮影禁止。

記憶に残ったことのメモ。

まず、数々のお宝を目の当たりにしながら、スルタンの権力を想像し その壮大なスケールに・・クラクラ。
城壁に取り囲まれたトプカプ宮殿に住む人の数!
宮殿そのものが、一大都市だったというわけですね。
ハレムに住む女性たちだけを見ても、なんと2000人だったとか。
世継ぎを産むために世界各地から集められたって・・・そして、スルタンに振り向いてもらうために女性たちは身体を磨き、踊りを舞い、だなんて・・・なんという時代!!

さて、展示物。
スルタンの座る椅子 玉座。
その上につり下がる巨大(と言っていいと思う)なエメラルド、ダイヤ、真珠、黄金。
たとえ宝石が小さくても、もっと磨いて精緻な工芸品とすることも可能なのでは と考えるのは野暮かしら。
この巨大さが 権力の証!どうだ〜!とでもいうような・・そんな至宝の数々。

織物については、宝石の巨大さとは裏腹に
実に細かく丹念に織られていて、一枚の布を作る時間を想像するに・・
その手間暇をかけた品を得ることがまた権力のなせる技なのだろうと思わせる。

スルタンの着物カフタンは、ずいぶんとおおきく、とても袖が長い。実際に着たらどんな形に変化するのだろう?
平坦に展示されたシルエットはシンプルな曲線と直線でできていて、ユーモラスでかわいらしい印象。
くるみボタンも、織られた模様も 生地の色も 実にオシャレ。

そして、アラビア文字の花押が展示されていたが、
まず まったく見事に読めないから・・ きっと日本語が読めない外国人が 草書だの行書だの・・で描かれた文字を鑑賞するときに
こんな気持ちになるのかしら? と感じつつ。 ほぼ、図形や絵の一部 と思って観てしまう。

書道の手習い本なども、全く読めないのだが その横に描かれた花の絵の細かさ鮮やかさ が印象に残った。

その他にも心に残ったもの箇条書き。
・東洋と西洋の様式がまさに融合されたトルコの工芸品。中国っぽいところあり、ヨーロッパっぽいところあり。
・長靴の細かい縫いもよう。形もオシャレ 
・礼拝用敷物の刺繍の細かさ!この大きさを完成させるにはどれだけの時間がかかるの?
・スルス書体 ナスフ書体 タアリーク書体・・あとで調べよう。
・トルコではチューリップを一輪ずつ飾る そのためのチューリップ用花瓶の形
・明治天皇がスルタンに贈ったという 指物道具一式
 そもそもスルタンが、プロ並みの腕前(?)の大工だったということ!
・ミュージアムショップでは、トルコ刺繍オヤのアクセサリーが販売されていて・・興味深い。欲しい!(迷ったが結局買わなかった。作ってみたい。)


帰りに美術館の三階まで上がって アートライブラリーに立ち寄ってみた。
現在開催中の展覧会関連の本を見ることもできるし、閲覧可能な美術書がたくさん。
この静けさも、吹き抜けのこの空間も 自分を見つめる場所 興味を掘り下げる場所としては贅沢すぎるほど。

家から近ければいいのに。

 

Img_2327roppongi

 

 

せっかく六本木まで来たので
もう一つ美術展をハシゴ。

新美術館から歩いてほど近い ミッドタウン横にある 21_21design sight で開催中の
ユーモアてん へ。

 

Img_23412121

 

 

浅葉克己ディレクションの展覧会である。

Img_23532121

 

 

館内の展示物は、ほぼ撮影可能。
気になった作品をいくつか撮影してみたが(結局カラフルでグラフィカルでかわいらしい作品を見つめてしまう私だった)、
その他は 久里洋二のシニカルなアニメーションや 福田茂雄のおなじみのトリックアート、中村至男のアニメーション、日比野克彦の船、三宅一生の服、浅葉克己の個人所蔵の諸々、果ては浅葉克己が大好きという卓球関連・・・とにかく会場内所狭しと そして浅葉克己の言葉にもあるとおり時間軸も空間軸もごちゃごちゃに展示してある。

 

Img_23482121

 

 

 

Img_23492121

 

 

 

Img_23522121

 

 

それなりに著名な作家のものが点在しているので
なるほど・・と思って見てみるわけだが
統一感があるわけでも無いから、 人によっては このカオスが ??? 何を言いたいの? と思ってしまうかもしれない。
いっしょに観ていた高校を卒業したばかりの次女は、帰宅後 頭が痛いと言った。
なんだか訳がわからない展示だった、もしかすると、この展覧会がとても疲れさせたのかも とも言った。
だとすると、それは展示の企みにまんまと引っかかったのか? 

浅葉克己の最初の言葉にあるとおり、このごちゃごちゃした展示により 
ものとものとが共鳴し合い(あるいは不協和音を奏で)時間も場所も言葉も越えた不可解だが愉快な、訳のわからぬ「何か」を発し始めた・・・
そのエネルギーをダイレクトに受け止めてしまったのかもしれない。

だが
ユーモアは心を和ませる
ユーモアは暗い気持ちを引き立てる
ということだとすると、
頭は痛くならないんじゃないかとは思うけれど。

私自身も、この展覧会を観て 結局ユーモアについて、なるほどこういうものか と感じるより先に
浅葉克己の仕事とコレクションとその友だち展 ということだったような気がしないでもない。
それくらい、ユーモアってわかりにくいものなのか?


(m)

 

 

| コメント (0)

2018年10月 1日 (月)

デザインあ展 日本科学未来館

週末にかけて 秋雨前線が活発化それに加えて大型の台風24号が日本を縦断直撃しそうな勢い・・・
土曜日に運動会を予定している小学校も多かったようで、気をもむ お天気でした。

そんな週末、以前から予定していたのですが
日本科学未来館で開催中の 「デザインあ展」を観てきました。


Img_0869


混雑しているとの前情報で、ちょっとビクビクしていましたが・・・
予想通り家族連れやカップル、外国人の観光客等々で混雑していました

整理券をもらった後、入館時間までの間、 みらいの「あ」 のコーナーで 小さなこどもたちに混じって あ のデザインを考えてみましたが、いきなりアイデアに煮詰まる自分が見えてきてしまって・・ひらめきとそれを形にすることの訓練をいつもしていることも大事だなあと、入場前からうろたえ気味



Img_0870
Img_0871


主催者の言葉や、ディレクターズメッセージに共感しつつ
いざ展示会場へ!

どの展示にも人が群がり大混雑ではありますが、いわゆる美術館で名画名品 目当てに大勢の人が並び少しずつ列が進む・・・ということではなくて、割と自分のペースで動けるのと参加体験型なので、それほどのストレスを感じませんでした。

そして、こどもたちにもわかりやすく親しみやすく おとなにも楽しく考えさせる内容。
体験型の展示も、体感してデザインを知る展示も、当たり前にある身の回りの事象や物事、当たり前と思っている考え それらを改めて形にして 「ほら見てごらん・感じてごらん」と目の前に差し出してくれます。

いくつかのコーナーをご紹介。


Img_0874
たまごの変身 タマゴってスゴイ。タマゴ以外でも考えられることを探してみたい

Img_0889
なかみのかたち 普段気にしないことを目の前に見せてくれる

Img_0904
かんばん「あ」 変わった書体の「あ」をつくる。これは普段から遊べそう

Img_0909
目には「め」を歯には「は」を よくよく見たら文字がいっぱい わたしたちが見ている世界を言葉におきかえると・・

Img_0906 Img_0905_2
全国名字かずくらべ 自分の名字はどれくらいの大きさかな? 今の姓と旧姓と。写真には無いけど、やっぱり鈴木は大きかった!

Img_0910
デッサン「あ」 並んででも参加すべし!

Img_0930
くうかんの入り口 犬の大きさにチャレンジしている小さな男の子

Img_0939
しくみ寿司 当たり前のことがちょっと変化したら?・・クスッと笑えるアニメーション


他にも、四方の壁面いっぱいに音楽とシンクロした映像が映し出される 体感のへやでは、解散! のブロッコリーの細かさ、いちごの粒 を解散させたスタッフの作業を想像したり、森羅万象 に出てくる紋章がもともと幾何学的な構成になっていることとその美しさに改めて驚いたり、がまんぎりぎりライン の ふっと抜けたようなユーモアに笑ったり。

どのコーナーも撮影OKだし、どの展示もとてもおもしろく楽しめた。
展示にしろ番組にしろ 企画立案、そして実際に形にして人に伝える・・それもまたデザイン! 

これから、AIが人間の仕事を奪っていくと予想され 人間を越えていくかもしれないと危惧される未来に向けて、より一層デザイン的思考が必要になってくる時代といわれます。

今年の4月18日付けの東京新聞に 
歴史学者の磯田道史さんへのインタビュー記事がありました。そこにも デザイン思考についてのことが書いてあり、共感したので切り抜いてとってありました。

Img_0941
〜〜重要なのは「デザイン思考」です。AI時代は、労働の多くをAIが担い、人間は一線から退く「総ご隠居社会」になるでしょう。そこで人間は何をするか。
AIの使い道を考える事です。目標とルールが決まっていれば、AIは威力を発揮しますが、目標自体はつくれない。だから「こんな形の建物を建てたい」と思い定めることなど「したい」の部分が大事になるのです。つまり目標のデザインです。デザイン思考は、心の自由度が高く、何をしたら楽しいかをわかっていないと持てません。努力より発想力が、教育の鍵になるはずです。〜〜

デザインあ展の開催場所である 日本科学未来館ですが、展示を見た後にあまり時間がなく常設展示をさらっと流し見るだけになってしまいました。
今度機会があれば、ぜひじっくりと見てみたい。 海外からの観光客も多く、こどもたちにもゲーム感覚で会場を巡ることができるよう創意工夫されている展示だと感じました。

Img_0945

スタンプを押して、コーナーを回るためのカード。
その裏面には

Img_0944
未来逆算思考についての説明書きが。
これもまさにデザイン思考にリンクするものです! 

アトリエでこどもたちと物づくりをする際にも、自分で掲げた目標に近づくためには今何をすべきかを考えながらプランを立てます。知らず知らずのうちに、未来逆算思考をしていた! 

・・・この考え方は、こどもたちが自分の進路を考える際にも必要になるし、おとなだって仕事をしているときにも、自分の人生を考える際にも使うべき思考です。

とても大切な力・・と感じている デザイン思考・そして今日知った未来逆算思考。アトリエでもこどもたちに 楽しみながら伝えられるといいな その方法とは何だろう まさにそれもデザイン思考! ・・と感じながら、帰路につきました。

(翌日 日曜日の夜からの台風24号による強風はすごかった!
首都圏の電車は夜にはすべて止まり、夜中になるにしたがって突風に伴う轟音・・家がきしむ音・・月曜日の朝は、葉っぱが粉々になって道に散乱していました・・)

Img_0942
(m)

| コメント (0)

2018年9月13日 (木)

六本木21_21 AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展

六本木ミッドタウンにある 21_21 DESIGN SIGHT で開催中の
企画展「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」 を観てきました。

Img_0687

観る というよりも 感じる とか 浸る といった方がいいかな
サイトでの紹介にもあるように 「音楽建築空間」 を体感する展覧会。

小山田圭吾氏の音楽がくり返し流れる中で、参加している作家たちの映像が空間全体を覆い尽くします。
舞台のように高くなっている床までも映像で埋め尽くされ、動き続ける映像と音楽の中にドップリと没入する。 

Img_0716_2

写真撮影もほとんどの場所で可能。動画も15秒以内ならOK。
撮影により、空間から平面へ切り替わる面白さも味わえるので、撮影し合う楽しさを味わうなら友人や家族と共に、複数名で行くのがオススメ。 

Img_0724
Img_0721
Img_0708
Img_0709
でも、この空間でしばらく「無」になり、アイデアやインスピレーション、心の内側からフツフツとわき上がる何かを得ることも可能かもしれない。そんなときは、一人で音と映像の世界に浸るのもいいかも。

Img_0712_2

とにかく、
ここでいろいろ書くよりも、体感してみることが一番!
観る人聴く人それぞれの五感に響きつつ、次につながる何かを感じ取れるかもしれない・・

10/14まで 六本木ミッドタウン 21_21DESIGN SIGHT にて開催中

*中学生以下は無料です

| コメント (0)

2018年8月30日 (木)

2018 夏休みに観た展覧会 まとめ その2 国立近代美術館・東京都美術館・東京国立博物館

その1では、夏休み前半の展覧会巡りについて書いたが、その2は後半。

これまた、酷暑と酷暑の合間、奇跡的に30℃を下回った涼しい日。

8/29のご報告。
今回は、竹橋から上野を巡る予定をたて・・・いざ!

■国立近代美術館 ゴードン・マッタ=クラーク展

中学生の頃から、何度も足を運んでいた 竹橋の 国立近代美術館。
リニューアルしてからは、足も遠のいていた。

地下鉄の駅から地上に出ると、お堀端は通りが広く空も開けていて、皇居が近いこともあり落ち着いた独特の雰囲気で、なんとなく東京観光気分になるのだった。まばらに歩いている人にも、外国人旅行者が多い。




Img_0670
お堀には、酷暑のせいなのか何が理由かはわからないが、水草がいっぱい。

Img_0626

Img_0629

そもそも作者のこともよく知らなかった。どんな展覧会?と好奇心だけで観に行ったのだが、会場を巡るうちにドップリとその世界にはまった。

Img_0638

マッタ=クラークは、70'sにニューヨークを拠点として活動していた現代アーティスト。現代美術というと、とっつきにくくてわかりづらくて・・という向きもあるが、この展覧会には、動線と共に比較的わかりやすい文面での説明書きがある。


Img_0633
Img_0642
読み進めながら、作品を前に考える。

Img_0639
Img_0640


Img_0653
Img_0645


Img_0663_2

館内はバックパッカー系の外国人も多く、各所に鑑賞者が点在して、映像や写真を前に作者の意図するところを考える。

ビルを切り取ったりぶち抜いたり、時計台や木にぶら下がったり、ゴミを固めたり、地下にもぐったり・・彼の問題提起は大胆で行動的で、社会を、人の心を揺さぶる。若くして亡くなった彼が現代に生き続けていたら、混沌とした今の時代に 何を問題とするだろうか?

あるいは、現在 自分たちが身の回りに感じている問題を、文字や言葉ではなく、彼のように行為や作品として提起するとしたら・・・・自分だったら何をする? 

いろいろとごちゃごちゃと頭の中をひっくり返されながら巡るうちに、予想外に館内に滞在していた自分がいた。

映像で興味深かったのは、foodについて、当時の市場や食をリアルに移しているフィルムだった。キレイに加工されていないありのままの当時のアメリカ。生活臭がプンプンする。

館内寒かったが、会場構成も空間デザインも良かった!

次に向かったのは、上野。

平日とは言え、まだ夏休み中のこどもたちや家族連れ、シニアのお友だち同士、外国人観光客・・ 
ワンサカ 人が歩いている!

■東京都美術館 おべんとう展

Img_0676_2
Img_0676
こちらは館内写真NG

地下三階 江戸時代のお弁当箱の創意工夫や世界のお弁当箱コレクション、NHKサラメシでもおなじみ 安部了さんの写真がおもしろかった。
特に江戸時代のお弁当箱。外に持ち出して食を楽しむその風景をイメージしながらのデザイン、おせっかいなまでの事細かな配慮。何しろ、お重の蓋が碁盤になっていたり、双六になっていてコマが小さな巾着袋に入っていたり。これらのお弁当箱は、日常と言うよりも特別な日のお弁当なのだろうけど。
安部了さんの写真は、日常。日常のお弁当。飾らない、当たり前のお弁当の時間。だからこそ楽しい。

お弁当って、これだよな〜。海苔。・・デッカイ海苔!
味がしみたご飯。おいしいよな〜。

・・・普段作っているし、お弁当は日常の一コマ・・そんなイメージを持つ私にしてみると、地下二階地下一階に展示されていた 参加型の展示「おべんとうの精霊」 や 北沢潤氏による 「おすそわけ」の展示は ちょっとわかりにくく伝わりにくく、お弁当に対してのイメージの相違なのかな・・はっきり言ってイマイチだった。

参加している人をみても、なんとなく物足りない表情の人や楽しんでない感 満載でしたけど。 精霊からのメッセージも、お弁当じゃなくったっていいんじゃない?食べ物についての作者の考えでしょ。展示方法も、参加型にしては単調。どの部屋も同じ。ただ色と中にいるマスコット?が違うだけ。あんまりおもしろくない。
北沢氏の展示は、通路にたくさんの雑貨が並んでいたけど、私の前に歩いていたおじさんは係の人に、これはお店ですか?買えるんですか?って・・聞いてた。私もちょっとそう思ったし。お弁当と何の関係があるのか?コミュニケーション? 通じないな〜・・・フリーマーケットか不要品交換会みたいに感じてしまった(すみません!)

たぶん、作者二人とも、お弁当を作ったことがないと思う。いいすぎかな・・・どう? ちがう?! 
お弁当って、もっと家族的で、日常で、生活で、忙しいさなかでも無償の愛が実はつまってるっていうか・・・見返りを求めない心っていうか。そんなイメージを持つ私にしてみると、なんか違ったな〜。

三年前の同館での キュッパの美術館がおもしろかったから、同じ流れで期待して行ったんだけど、残念!

後から、調べてわかったのだが、最後のフロアに行き忘れて(!)見逃した展示があった模様・・・大塩あゆ美さんと小山田徹さん森内康博さんの作品・・・特にお父ちゃん弁当は、見たかった!私の思うお弁当の世界に近かったんじゃないかな。日常であり親子のコミュニケーションツールそしてクリエイティブ!・・そう、こういうコミュニケーションだよな〜ってね。
うむむむ



そして、竹橋滞在が予想外に長引いたために、上野滞在が時間ギリギリになってしまい・・おべんとう展の次に、都美術館でやってる藤田嗣治展に行くか?それとも9/2までと会期終了が迫るトーハク縄文展に行くか?迷ったけど、縄文展へ! 

17時閉館なので、一時間しか見られなかった。 

■東京国立博物館 縄文 JOMON

Img_0677
怒濤の縄文土器の数々、そして平日夕方でも混雑とは圧巻! 
紀元前3000年の土器とか、そもそも縄文時代は一万年とか・・あまりにも遠すぎてスケールが大きすぎてクラクラする。
しかし、土偶の表情・バランス、縄文土器が実際はとても大きくてがっしりしているとか、模様の左右対称や完成度の高さとか。

時間がない中、土偶の方に興味があったのでそちらを中心に動く。

真っ赤な壁紙、床・・その特別空間に展示された国宝土偶を何度も見つめる。
こういう一言で済ませていいのかどうかわからないが、カワイイ! 特に、縄文の女神のプロポーション! よくできてるな〜。 どうしてこういう形にいたったのだろう? 

・・走り抜けるように、かいつまんで鑑賞。

あっという間に蛍の光♪が流れてきてしまいました。

それにしても、やっぱり本物を空間ごと観る行為は大切だと思う。
五感を通しての刺激がとても大きいから。 

観る、感じる、考える・・。

そして、鑑賞するときには、小さなメモと鉛筆(美術館博物館はインクやペンを禁止しているところが多いので)を持参することをオススメする。 気になったところや、好きなところ、少しずつでもメモしておくと自分がどんなところに興味をもっているのかがわかるのでは?  
メモをすることで記憶にしっかりと残るし、アイデアのヒントをもらったり、背景を調べたいと思う発端になったり・・そこから何かがつながっていく。 
こどもたちには特に、美術館や博物館をそういう場としてどんどん利用してほしい。

(m)

| コメント (0)

2018 夏休みに観た展覧会 まとめ その1 東京都庭園美術館・目黒区立美術館

連日記録的な酷暑が続く東京だったが、たまたま出かけたその日は涼しかった!
それだけでも、うんと得した気分。

普段まとめて観ることができないから、ここぞとばかりのてんこ盛りで
展覧会をハシゴ。

まずは、夏休み前半 7/27のご報告。 
この日も酷暑と酷暑の合間に訪れた奇跡的に涼しい日だった。だからこそ二つの美術館を巡る力も湧いたというもの。
効率的に回るために、近い場所で開催中の二つを選択。


■ 東京都庭園美術館 ブラジル先住民の椅子

Img_0404

館内のほとんどが撮影OK。

Img_0432
Img_0433_2


アールデコ様式の建物内、各部屋の照明やドアノブ、カーテン等の装飾具も含めて、空間全体を堪能しながら、ユニークな椅子たちを眺める。 

Img_0409
Img_0414
Img_0418

会場の空間構成は、建築家の伊東豊雄氏。 
アールデコと 素朴な形体の椅子がコラボ。


Img_0431


ハチドリやコンドル。

Img_0435
Img_0437
Img_0406
Img_0449

椅子と空間、全体の色合いがマッチして心地よい。


Img_0429
エイのユーモラスな表情・・・そもそもエイを椅子にするとは!


Img_0440
Img_0445


ブラジル先住民の暮らしの隣には、あたりまえに広大な自然と動物が存在する。
椅子に表現された表情や形に、動物に対しての敵対心はなく、むしろ親しみや畏敬の念を感じる。細かく表現された模様にも注目。使い込まれていく色・ツヤが美しい。


Img_0450
Img_0457


最後に新館に到着。ここは、これまでのアールデコ様式の建物とはちがってシンプルモダンな空間。


Img_0459
Img_0472_2

まっ白な空間の中で動物たちに囲まれながら、身体をビーズクッションにゆだねて、しばし心の解放・ふしぎなリラックスを体感。

Img_0473
Img_0474

都会の喧噪の中に緑豊かな庭園と共にある美術館は、日常の雑事から解放されリフレッシュするのにもとても良い場所でオススメです。


次に、庭園美術館から目黒駅に戻りそこからまた徒歩10分ほどで 目黒区立美術館。

北欧系のインテリア雑貨が人気の今、陶芸はどんなモノが並ぶのかを観てみたくて。

■ 目黒区立美術館 フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア


Img_0476_2



こちらは、館内撮影NG

たくさんの壺や花瓶、普段使いの器等々が並べられた会場。
形や色使いにヒントをもらえるような気がする。

それで、どの作家が気になったかな、と考えたときに
フィンランド語は日本人にとって、頭に入りづらい(って思うのは自分だけ?)・・作家名を一度に覚えようとしてもなかなか厳しい

トイニ・ムオナとか、キュッリッキ・サルメンハーラ、アウネ・シーメス、フリードル・ホルツァー=シャルバリ・・・・

便利なことに、今の時代ネット検索すればすぐに画像が出てくるから。本物を観てそのあとの確認だけだったら結構かんたんにできる。(だからなおさら覚えられない、覚えないって、悪循環
ただし、やはりこうした陶芸などの立体作品は特に画像と本物とでは、色やスケール感、まわりこんで全方位で観られるかどうかが全く違うので、
なんと言っても実物を観ることが大切だ。

中でも陶板は初めて観たこともあり興味深く、その完成度や色合いの美しさに感心した。
ルート・ブリュック の作品は、情景を描いた絵画や幻想的な絵本の挿絵のようであったが、ビルゲル・カイビアイネンの作品は、彼自身、北欧陶器のブランドとして有名なアラビアのデザイナーとしても活躍した経歴の持ち主だけに 陶板に描く世界が図案化されている。そこがまた気に入ったところでもある。陶器とビーズ、陶器と透明プラスチック板など異素材を組み合わせて作品にしているところもおもしろい。
鳥のオブジェやチョウチョの表現など、かわいらしさが垣間見えて親しみを覚えた。そのあたりが北欧陶器の人気の秘密かもしれない。

目黒区立美術館は、隣が区民プールになっている。こどもたちのはしゃぐ声と水しぶきの音。夏休みらしい空間の横で静かに鑑賞の場を持てるなんて、さすが都会の目黒区、なかなかしゃれているなと思った。


(m)

| コメント (0)

2018年6月24日 (日)

ちいさなてんらんかい 2018 day 2

Dsc_3768_4


あさは雨が残っていましたが、幸い開場時にはあがりました。


午後にはおひさまも顔をだし、おかげさまでたくさんの来場者をむかえることができました。


子供たちの作品の力が雨雲を海のほうへおしかえしたようです。

 


ちいさなてんらんかい 2018
6月23日(土) 10時〜18時30分
6月24日(日) 10時〜18時30分
6月25日(月) 10時〜16時30分
 
*最終日は終了時間が早いのでお気をつけください

| コメント (0)

2018年6月23日 (土)

ちいさなてんらんかい 2018

Dsc_3641


午後から雨模様ですが、「ちいさなてんらんかい」ひらいています。




ちいさなてんらんかい 2018
6月23日(土) 10時〜18時30分
6月24日(日) 10時〜18時30分
6月25日(月) 10時〜16時30分
 
*最終日は終了時間が早いのでお気をつけください

| コメント (0)

より以前の記事一覧