食育と造形 五感を使ったワークショップ「しょく感教室vol.34」 ご報告!
2014/9/20(土)に行われた しょく感教室vol.34 うまみほんのり 月見おにぎり! のご報告です。
今回のテーマは「うま味」
だしの基本である一番だしをとり、それを味わい、それを使ってうま味ご飯を炊きます。
やさしく穏やかな 昆布と鰹節の香りが部屋いっぱいにひろがりました。
私は、おだしの香りをかぐと幼い頃のお正月の朝を思い出します。鰹節たっぷりのおだしを使ったお雑煮。母がみんなより少し早く起きて だしをとって準備している光景。目覚めると、すでに部屋中が穏やかな おだしの香りに包まれています。
・・こんな風に、香りと記憶というのは結びつくそうですね。みなさんは、どんな香りで記憶がよみがえるのでしょう?
さて、自己紹介のあとに、フードビジネスコーディネーターの岩本留里子さんから「だし」の話を聞きました。
和食の基本となる「だし」ですが、最近は仕事で忙しいお父さんお母さんが多いですから、なかなかゆっくりだしを取っている暇がありません。インスタントに頼る方が多いと思いますが、本物とインスタントの味のちがいはどうなのでしょう?
今回は、トビウオからとった「あごだし」と、「鰹だし」のインスタント と、 一番だしを飲み比べてみました。
インスタントは、塩気が強いようでハッキリとしています。あごだしは甘みが加わっています。一番だしは、味は薄いのですが香りが豊かで淡泊な味の奥にうま味を感じました。
では、このうま味たっぷりの一番だしを使って、ご飯を炊いてみよう。お米を研ぐところから。一番最初のお水はさっとくぐらせてすぐに捨てる。そのあと、キャッチボールするときの手でやさしく動かしながら米をといでいきます。
土鍋で炊きあがったご飯。しっかりと粒がたち、いい香りです!
白いご飯と食べ比べてみました。
うま味ご飯は、しっかりとだしの味を吸収しておいしい!
このご飯を使って、小さな丸いおにぎりを一人14個! それを飾り付けもしながら積み上げていき 月見おにぎりを完成させました。
だしの香りや うま味ご飯の味わい・・参加してくれたこどもたちの記憶にしっかりと刻まれたでしょうか。たくさんの味や香りを体験することは、味覚の巾が広がるだけでなく、果てはイメージ力まで豊かになるであろうと思います。
何でも仮想体験が先行してしまうこの頃、こどもたちには、こういう五感を使った実体験をたくさんして欲しいなと思っています。
次回は 11/15(土)となります。お楽しみに!
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