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2015年4月

2015年4月30日 (木)

ビーダマゲーム

アプレットプラスの こどもデザイン造形教室では、こどもたちに必ず作ってもらう工作が二種類あります。一つは板を使った制作、ビーダマゲーム。できあがると遊べる楽しい工作です。鋸や紙やすり、ドリルやくぎに金槌といった道具を使う練習にもなるし、図案を考えてトレースしたり、下地を塗って絵を描いて、仕上げにニスを塗って・・と、作品を仕上げる工程が一通り網羅されています。
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そして、もう一つは、紙をくり返し貼ってかためて形にしていく 張り子の工作です。こちらは、時間がかかり単純作業がつづく根気のいる作業ですが、柔らかい素材を自分の思った形に変化させ立体表現をしていくには、もってこいの制作です。柔らかかった素材が堅くなっていく面白さ。あきらめずに進めば、必ず形になるという達成感も味わえ、また物づくりとは時間がかかるのだという実体験もできるのです。

これらの制作課程を体験していくことで、自由な発想を形にしていく作業に自信を持つことができ、自分で考え自ら動き道具や素材を使い工夫して制作できるようになっていきます。

ここ一年で制作されたビーダマゲームの作品をご紹介しますね。
それぞれ苦労しながら創り上げた作品ですが、できあがったときのこどもたちの笑顔が印象的!

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うちゅうのめいろ/ うい(制作時 小2)

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ちょうちょが犬とあそぶ/ こすず(制作時 小1)

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れいんぼーんろ/ とわ(制作時 年長〜小1)

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がんぬ/ しょうとく(制作時 年長)

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ちいさなまち/ ふうわ(制作時 年長)

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いろんないろのめいろ/ゆいと(制作時 年長〜小1)

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なおき(制作時 小1)

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2015年4月21日 (火)

今日の制作

時間がかかる制作ですが、みんながんばっています。パーツが少しずつ仕上がり、組み合わさると一気に形が見えてきます。Image

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2015年4月19日 (日)

縫い物男子! 小学生クラスより

ソメイヨシノが満開となってから、早二週間。その後、つめたい雨が降り続いたり、強風が吹き荒れたり・・と、今年の春は荒れた天候が続きました。そして、今は八重桜が見事に満開の時を迎えています。気温は行ったり来たりですが、確実に時は過ぎ季節は巡りますね。
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実は、できあがったのは2月末。それから随分時間が過ぎてしまったのですが・・・・
こどもデザイン造形教室に通う Tくんが制作した オリジナルの恐竜のぬいぐるみをご紹介します。
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昨年の6月からスケッチを描き、布を選び、型紙興し、布の裁断、印付け、布にはスケッチのイメージを再現するためにスタンプで模様をつけ、そしてコツコツと一針一針縫い進めてきました。

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足に使いたいといって選んだ生地がよくのびる生地で、印をチャコペンでつけづらい上にまち針もあわせづらく、何度もこの生地でいいのかどうかを聞いたのですが、Tくんのこだわりで、どうしてもこの生地を使う!という気持ちが強く・・。
でも、その作りたいという気持ちが大切なんですね。どんなに時間がかかっても、決してめげることなく集中して制作を続けることができました。全体の様子が見えてこないうちは、いつできるのか不安になることもあったようですが・・・段々パーツがつながっていくと、スケッチ通りの仕上がりに、私も嬉しくなってしまいました。

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ぬいぐるみというと、つい女子が作るモノのように思ってしまいがちですが、そんなことはなく、むしろ男子の方がオリジナル感が強く、いままで見たことが無いような作品ができあがってきます。縫い目も細かく丁寧! いいな〜、縫い物男子!!

世界に一つだけの作品だから、尚更 見る人を感動させますね。
できあがったら、すぐにお家の人に見せたくなったTくん。わかるな〜、その気持ち! 

Dscf8427_2 作品名/なぞのきょうりゅうエンペラゴン
作者/としき(小学2年)


くふうしたところ/ビーズを目にしたこと
むずかしかったところ/糸をビーズにとおしたところ
みてほしいところ/しっぽ



このきょうりゅうのなまえは・・ゴン
どこにすんでいますか・・アマゾンのジャングル
すきなたべものは・・ぶどう

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2015年4月13日 (月)

新年度が始まりました

ここのところ、良いお天気が長続きしませんね。
しかも、桜が咲いてようやく春が来たと思っていたら・・・まさかの冬に逆戻りのような寒さ。
先週から、こどもデザイン造形教室の新年度が始まっています。継続のこどもたちが多いので、制作も以前からの続きをやっています。それでも、幼児クラスから初めて小学生のクラスにあがってきた新一年生は、少々緊張気味だったかな?
大勢のクラスも新しくできて、ワイワイにぎやかに。その分、自分で考えて進めていかなくてはいけないことも増えました。
こどもたちそれぞれ、進級進学、クラス替えや学校の担任の先生が替わったりと・・・環境の変化で気が張っている時期でしょう。こんな気候だし、ちょっと身体やアタマの動きも鈍ってきたり??
少しずつ新しい生活サイクルや環境に慣れたら、またきっと元気に動けるはずですね。一緒にがんばりましょう!

ところで、4/11(土)に、かつてから興味のあった こども教育立国という団体が主催しているレクチャーを聴きに行ってきました。

ニューヨークのロングアイランドチルドレンミュージアムの展示デザイナーであるスコット・ララビー氏が ミュージアムで行った展示の様子や 東京の新宿区にあるオルト保育園との共同プロジェクトの様子を映像を交えながら紹介するという内容。
こどもたちの感性を刺激し新しい発見をさせるには?
こどもたちがそれぞれ楽しみながら、社会に関われることやものを考える環境作りとは?
こどもたちが作るというよりも、こどもたちがオブジェや展示空間に関わることでそこから生み出されるモノを大事にしていると言うこと。

現代美術ギャラリーでのレクチャーは、空間としてもとても刺激になり、また勉強する機会があればぜひ参加したいと思いました。

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2015年4月 5日 (日)

食育と造形 五感を使ったワークショップ「しょく感教室vol.37」 ご報告!

2015年3月28日(土)に行われた しょく感教室vol.37 春色マカロニをつくろう! のご報告です。
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この日は春休みに入った最初の週末であり年度末年度始めの時期でもあったからか、今回のしょく感教室の参加者は少なめでしたが、こどもたちは素材に触れながら手打ちのマカロニづくりに挑戦しました。

まず始めにいつものように自己紹介。
このしょく感教室は、リピーターのこどもたちがとても多く、それぞれ何度か顔を合わせている子もいるのですが、それでも必ず名前や年齢と共に一言添えながら自己紹介をします。回数を重ねるごとに、照れること無く堂々と発表できるようになっています。
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次に、岩本留里子さんのお話。
今回は、薄力粉、中力粉、強力粉・・小麦粉の種類によるちがいを学びました。
実際に粉に触れ、粉に水をいれて練ってみました。実際にこねて丸めてみることにより、粘りの違いを体感します。強力粉は、強い粘りとコシがあります。もっちりと弾力のある食感を求められる料理にピッタリ。薄力粉はサクッと仕上げたい料理に。粘りけの違いで、作る料理も変わるんだね。
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さて、いよいよ手打ちのマカロニに挑戦。
普段はあまり使うことのないデュラム小麦粉ですが、触れてみるとざらっとして粒子が粗い。色も黄色っぽい独特の粉です。今回は、ほうれん草のマカロニと、トマト風味のマカロニも作ります。プレーン生地にやさいのペーストを混ぜ込むと、色がほんのりとついてパステル調のやさしい春色になります。
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粉にタマゴや水、オリーブオイル、野菜ペーストなどを加えながらよく練っていきます。実際に手を使って直接粉に触れる気持ちよさ!
こねていくうちに生地がまとまり弾力が出てきます。それを等分に分けたら、今度はころがし、細くながく伸ばして細かく均等に切り分け、丸めていきます。まるで粘土遊びのように楽しみながら小さな丸いお団子がたくさんできました。
巻きすの上でくるりと転がせば、シェルマカロニの出来上がり!転がすのがむずかしい場合は、フォークで模様をつけてもいいのです。
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作ったマカロニを折り紙の要領で作ったお皿に盛りつけて・・
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きれいな春色マカロニができあがりました。
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幼い頃から食材に触れ、遊び感覚で身近に感じる・・そうした気軽なところから食べること・つくることに興味をもって欲しいなと思います。

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最近は、なんでも時間をかけず苦労せずに手に入れることができたり、
実際の経験も無いまま、プロセスを知ることなくすぐに結果が見えてしまったり・・。本当にそれが我々にとって役に立つことなのでしょうか?
実際に体験すること無く、感じたり考えたりすることも無く、そこから何か新しいアイデアはうまれてくるのでしょうか?

便利な世の中だからこそ、こどもたちには時間をかけ実際に手を動かし素材に触れて作ることの大切さ楽しさを伝えたい。こどもたちの未来のためにも、五感を働かせた体験をたくさんして欲しいのです。

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