2015年6月
2015年6月27日 (土)
2015年6月25日 (木)
ちいさなてんらんかい直前!
5月末から発熱し・・6月上旬から中旬まで、なんとなんと突然の入院騒ぎになってしまい・・!! こどもデザイン造形教室に通っているみなさんには、本当にご迷惑をおかけしました。(この間、相方のツル先生の大活躍により、どうにか生活もまわり、アトリエのお休みも一回となりました。てんらんかいの見通しも立ちました〜
ありがとうございました!!
)
無事に戻ってきてから早一週間。
いよいよ、あさってから 『ちいさなてんらんかい』 が始まります。
どうにか開催できることがとても嬉しく、それに間に合わせるためのラストスパートの今週。
もう〜・・・完成間近なこどもたちは、今日中に
スタッフも火事場の馬鹿力発揮
(デザインの仕事でも良く感じますが・・・・締め切りって大切ですね)
2015年6月24日 (水)
アトリエ通信 6月23日 火曜日幼児クラス
主宰の体調不良により、皆様には大変ご迷惑、ご心配おかけしましたが、今週より復帰しております。まだ万全の体調とまではいきませんが、よろしくお願いいたします。
火曜日幼児クラスのNちゃんは、先週とても作業が順調だったので、、通常ノートの綴じにはホチキスを使うところを「糸とじ」で仕上げることにしました。
最初に糸を穴に通す、結ぶなど、どの程度出来るかをみるため、最初に大きな糸とじマシーン(穴を開けた厚紙と、太いひもの意)をつかって練習します。
やってみると、糸を穴に通すことも結ぶこともすでに知っているようで難なくクリア。
早速、本番。
穴開けは代行特製穴開けジグをつかい、トンカチでトントントン(上写真)。
糸を上手に穴にさして取り回します(中写真)。
最後は表紙の背で糸を結んで、ビーズを取り付け出来上がり(下写真)。
糸とじノート2冊の出来上がり。
右 「ふしぎ ずかん」
左 「こころの のーと」
タイトルも素敵ですね。
2015年6月18日 (木)
アトリエ通信 6月17日 水曜日幼児・小学生クラス
本日も代行がお送りするアトリエ通信です。
幼児クラスのY君はコップを二つ貼り合わせて作る剣玉の装飾に使う色紙づくり。
あとでこの紙を短冊に切って剣玉に貼っていくのですが、ここでは「貼るとどうなる?」は気にせずとにかく好きな色と形で用紙の白を埋めていきます。
Y君は文字に興味があるようで、アルファベットや数字を随所にあしらい、上手に輪郭をとったりしていました。
丸ふでの方が書きやすそうなところも平ふでで器用に描いています。
寒色系に絞った色使いが面白いと思います。
こちらはT君。
ノートの表紙にニスを塗ります。
ニスはつけすぎるとなかなか乾かず、待ち時間が長くなってしまいます。また、筆をこすりつけるようにグリグリ動かすと、筆は傷むし、塗っているうち乾き気味になってニスののびが悪くなります。
ニスの瓶に筆を浸したら、軽く瓶の口でニスをしごいてスーッと一方向に塗ると……下の写真の用に一回で結構な面積を塗ることが出来ますよ。
そして、ニスのついていないところとついているところと、ほら、こんなに色が違ってる。ピカピカするとこんなに鮮やかになるんです。
こちらは小学生クラス。
今日は3人Kの名のつく生徒さんが来ています。
まずは小三のK君。
ビー玉ゲームの最終局面、釘打ちです。先々週もやりましたが、一週空いたので、もう一度練習から。 釘打ち、高さの確認、曲がった釘の修正…きちんと覚えていました。
早速本番。色々話しながら、ここはトラップ、ここは近道だけどむずかしい、など実際にゲームをしたつもりになって盤面に釘を打っていきました。
途中ビー玉を実際にあてて確認すると通り抜けない箇所が!!
釘を抜くと穴がめだつし…。でも釘を少し曲げて間隔を開けたらセーフでした。
途中まで代行が釘穴位置の印をつけていましたが、途中から自分で印をつけ、盤面の周りに全て釘を打ち完成させました。
こちらは小物入れの張り子段階チームのAちゃんとT君。
この張り子はゴム風船を芯にしてひたすら新聞紙などをボンドで重ね貼りします。
2人とも貼っては乾かし、乾かしては貼りを繰り返し、途中風船の空気が少し抜けて表面にシワが入ったりすることもありましたが、最後のがんばりで随分なめらかな曲線が出来ました。
こうした、単純作業は一見馬鹿馬鹿しくなったりもしますが、かけた時間が裏付ける存在感が確実に作品に表れます。
この先の色づけやつまみなどのデザインにこの下地が覆われる日が楽しみです。
少し早く終わったT君は下絵の見直し。
どのような形が描いてあるか少し分かりづらかったので、「どのような形を描きたいか」形がはっきりするように色鉛筆でしっかりと力強く塗る練習もしてみました。
小物入れチームでは先行しているN君。
小物入れにつける取っ手やパーツ類を固定する針金を差し込む穴開け。
千枚通しを使いますがいきなり「僕ちからが弱いんだよね」と。
大丈夫。これはそんなに固くないし、こうやって千枚通しの持ち手の端を手のひらに当てて、指はぐらつかないようにしっかり支えて、少し回すようにしながら体重をかけてごらん。
あ、簡単に開いた。
道具はその時々に合わせた使い方をすれば、そんなに力はいらないし、危なくもないよ。
Mちゃんは張り子の家造り。ちいさなちいさな形がいっぱいあるのでそれを筆で描きこんでいきます。
ちょっと白い雲に別の色がついてしまうハプニングもありましたが、ジェッソを塗ってリカバリー。
ある程度色々なことが出来るようになったら失敗をカバーする方法、手際よく描いていくのに効率の良い方法などが覚えられるとグンとレベルが上がるよ。
K君に限らず作品を塗るとき、描きやすい方向へ小まめに作品を向ける人が少ない気がします。
ということで、K君には久しぶりにお題を出してみました。
星や波線や、ちいさな丸や螺旋などがプリントしてある紙を渡して、ずれないように綺麗に形を描いてごらん。
さすが経験がながいので結構うまく描きます。が、みていると筆の穂先がどこを向いているか本人の目からは確認しづらい向きで描いていたりすることもあるようです。 K君は車や電車など乗り物が好きで、ストライプや模様などを描くことも多いので、狙った形を確実に描く技術がつくと、仕上がりが断然格好良くなりますよ。
ビー玉ゲームの色づけをするR君。
塗るときに少し慌ててしまうので、色がかすれたりずれることが多いので、何度か塗り直してもらいました。そうしていくうちに色が薄かったところも色が乗ってきました。
作品に対してイメージやストーリーがあるようなので、あまり作品の仕上がりを急がず、一つ一つの形や色を吟味できるようになると、面白いものが出来るような気がします。
来週はニス塗りからです。
Kちゃんは屋根がついて驚くほど大きな家の全貌が現れました。
屋根を壁に貼ってみたところ「もう少し家の中が見えたらいいな」という気持ちになったとのこと。
とりあえず 屋根を完全に固定したあと、どこかの部分を開閉式にしようと話をしました。
完成に少し時間がかかるかも知れないけれど「こうしたい」という積極的な夢は大切にしたいと思います。
T君は張り子の家に取り付けるはしごのパーツづくり。
かなり背の高い家なので、はしごの段数もかなり必要になります。
最初はさみで割り箸に傷をつけては折る、を繰り返していたのですが、長さが揃わないので、代行のスペシャルツールを貸与。
扱い方、注意することを一通り説明すると、黙々とパーツを作り続けました。
同じ長さの木を切るというのは大変ですが、山のように切り出したパーツの中から一つずつ長さを確認し、長さの揃ったはしご段を必要な分準備することが出来ました。
来週ははしごの組み立て。苦労した分だけきっと満足いくものが出来ると思います。
T君の完成したビー玉ゲーム。
宇宙がテーマです。
感想は来週書いてもらいます。
うれしくてすぐに持って帰りましたが、作品展に飾りたいので是非展覧会までに持ってきてくださいね。
2015年6月17日 (水)
アトリエ通信 6月16日 火曜日幼児・小学生クラス
皆様にはたいへんご心配をおかけし、申し訳ありません。
幼児クラスのNちゃん。連絡がうまくいかず少し遅れてしまいました。
遅れを取り戻すべく、早速ノートの表紙にニス塗りを開始。
一度ニスの使い方を教えると、しっかりと覚えて作業が出来ます。
表紙素材の折り返し部分へのニス塗りも写真をみて分かるとおり、折り返しのある部分からはみ出ないようにしっかりと集中して筆を動かしているのが分かります。
こうした仕事の丁寧さは、もの作りに限らず非常に重要なことですので、とても頼もしく思えました。
代行は本作りがすきなので、Nちゃんと相談してノートも糸で綴じることに。
綴じ糸に木のビーズで飾りをつけるのでそれを選んで終わりました。
小学生クラス。
Sちゃんはビー玉コロコロゲームの木のベースにヤスリがけしました。
シナベニヤを使っていますが、いきなりヤスリをきつくかけると合板は表面の化粧板がはがれてしまうことがあります。最初はやさしく毛羽立ちをとってから、しっかり力を込めてゴリゴリ削ります。
最後は自分の指で表面の感触をたしかめ、ヤスリの足りないところはさらに手を加えます。
このあと、ジェッソを塗って下絵をうつすところまで作業は進みました。
Yちゃんはビー玉ゲームの色づけ。
細かいところも器用にどんどんぬっていきます。
Yちゃんに限らず、ミドリというと「絵の具」のミドリ、アオというと「絵の具」のアオ、
を塗ってしまいがちです。もう少し薄い黄緑は?もう少し濃い青は?
自分の色を探すのも大切。
塗る最後の方の色に灰色、茶色があったので「今パレットにある色を混ぜて、うまく色を作ってごらん。灰色も黒と白を混ぜずにつくるんだよ」というと、意外と簡単に作れました。
絵の具も無駄にならないし、こうしたことを繰り返すうちに色にも強くなります。
Jちゃんもビー玉ゲームの色塗り。
ちょっと先を急ぎすぎてしまうところがありますが「ここの形は大切なところだよ」というとうまく形が出るように注意して作業をしていました。
最後は細い虫の脚を息をとめて筆先をほそく描くことも出来ました。
このあとニス塗りまで完成しました。
来週は釘打ちの練習ですね。
U君はドローイングの額縁づくり。
白い下地の紙を全て段ボールの額縁に貼り終えたあと、絵にあわせてどのような額縁にするかアイディアを膨らませます。
「ストライプの額縁にしたいなぁ」とU君。
このあと障子紙に絵を描きそれを細く切って額縁に貼っていきます。
さて、紙は縦と横で裂きやすい方向があります。
「紙の目」と言いますが、紙を漉くときに紙の繊維が縦に流れている方向が裂きやすく、紙の繊維が横に並んだ方向へは切りづらくなっています。
紙を裂いたとき、ストライプの紙にする為には裂きやすい方向に対して角度を持って縞を描かなければ単なる色の帯になってしまいます。
その説明をするとU君は紙に対して斜めにストライプを描きました。
素晴らしい。
つたない文章で分かりづらいですね。スミマセン。
2015年6月14日 (日)
アトリエ通信 6月12日 金曜日小学生クラス
生まれてこのかた、長い時間寝込むことがなく、むしろ元気なのが取り柄で生きてきた私、ですが〜… この度はたくさんのみなさんにご迷惑をおかけしてしまい、ごめんなさい。何より てんらんかい前に、こどもたちが制作できなくなってしまって、がんばれ〜!とハッパをかけていたほうが お休みをいただいてしまうという情けないことになってしまいました。しばらく強力助っ人のツル先生が、教室を見てくれますので、よろしくお願いいたします。ツル先生、感謝です。 以下、ツル先生から 金曜日クラスの報告です。/ 鶴岡まり子
一週あいてしまいましたが、みんな自分のやることをしっかり覚えていました。
担当代行は一応子供たちの状況を一通りレクチャーされていたのですが、細かいルールなどには不慣れなため、子供たちに助けられながら授業を進めました。
昨年の夏に紙漉きワークショップに参加してくれたYくんとは、久しぶりの再会。小物入れの仕上げに向け奮闘中。
卵形のベースに脚や口(歯)、頭のアンテナ?などを取り付けます。
ボンドは<多すぎ>ても<少なすぎ>てもうまくつかないよ。
多いとどうなる? 少ないとどうなる?
実際に経験することで体が「ちょうどいい具合」を覚えてくれるね。
Hさんは作業がとても丁寧です。
ただ、すごくこまかいところや、細い線を描くには工夫が必要。
絵の具の濃さや、描く手の向き、筆を動かす方向、作品の向き…。
いろいろためしている間に随分上手になりました。
もうひとりのHさん。
ニス塗りを終わらせ作品完成。 とても素敵な<海の世界>ができあがりました。
最後は作品の感想を書く仕事。
工夫したところ・たいへんだったところ・この小物入れにはなにを入れたいか?
どの質問にも「なにを書けばいいのかなぁ?」とちょっと困っている様子。
作品を作っているとき、きっとワクワクしたり、うまくいかなくていやになったり、でも頑張っているうちにまたやる気が出たり…といろいろなことがあったはず。
そういうことを思い出しながら書くといい説明が出来ると思うよ。
Yくん 4年生(左)とHさん 1年生(右)の小物入れ。
Yくんの感想は来週書いてもらう予定。
Hさんの作品名 「たこのすいぞくかん」
くふうしたところ かみをはって ぜんたい あお にしたかった。
むずかしかったところ ニスをぬる ところ
なにを入れたいか だいじなものをいれたい。ちいさなぺん、
すきなけしごむ、リボンのかみごむ、えんぴつきゃっぷ。