« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月

2017年1月31日 (火)

五島美術館 茶道具取合わせ展

Dscf7803

先日、 世田谷区上野毛にある 五島美術館 にて開催中の
茶道具取合わせ展 へ行ってきました。
閑静な高級住宅街の中にある美術館。母校 多摩美の上野毛校舎も間近というわけですが、私は八王子校舎に通っていましたので、上野毛は試験会場の記憶しかありません・・

Dscf7799

どちらかというと、現代美術やデザインイラストのようにグラフィカルでハッキリした仕上がりの作品を好んで観てきた私にとって、茶道具を鑑賞することはほとんど無かったわけですが
なぜ、歴史の中で残り続けてきたのか・・
「よいもの」とされるものを観ることの意味、それを問いかけながら鑑賞するにはとても良い機会だったと思います。

Img_2149

この展示に訪れている人のほとんどが、年齢層高め・・と思われる中
カジュアルな装いの若いご夫婦が、まだ年中さんくらいの男の子を連れて鑑賞されていましたが、とても熱心に茶碗を観ている小さな息子さんに、お父さんはたぶん陶芸の専門家なのではないかと思われるくらいに、低い位置 高い位置から茶碗を眺め回し そうして男の子にやさしく語りかけていました。男の子も思ったことや質問をお父さんに話しかけています。
こんな風に幼い頃から茶道具を観ていたら、「よいもの」と評される茶碗なり道具なりの 善し悪しがまさに身体で記憶されるのではないかと思います。

私なんて、全くの無知ですが
でも、いつから鑑賞を始めても 遅いということはないでしょう。

Dscf7812

Dscf7816_2
美術館を囲む庭も、都会の中とは思えないほどの静けさ。
お天気の良い日に、心を癒やし思いを巡らせるにはぴったりの空間です。

Dscf7825
近くに二子玉川の複合施設もあり、行き帰りに買い物や食事も併せればとても楽しい休日を過ごせると思います。
お天気の良い日には高いビルから富士山も見えます。

Dscf7829

| コメント (0)

2017年1月27日 (金)

flags=birds 鳥の旗  カラーリング2日目    

小学校や幼稚園では、インフルエンザが流行っているようです。
ここへ来て、お休みが一人二人・・と増えています。

こじんまりとしたクラスの中で、制作は続いています。
全員の完成は、少し先になりそうですね。

幼児クラスのみんな。
Dscf7744
Dscf7745
Dscf7748
Dscf7773
小学生クラス
お休みが多くて、いつもより静か? 
Dscf7782
Dscf7786
風邪やインフルエンザにかかってしまったこどもたち、こどもたちを見守るご家族の皆様・・今は大変だと思いますが ゆっくり休んで、早く良くなりますように!お大事にしてくださいね。

| コメント (0)

2017年1月25日 (水)

flags=birds 鳥の旗  + 宇宙船の講評    水曜日小学生クラス

01251


水曜日クラスの鳥の旗は各自 描きこみが進んでいます。

布は紙に比べ水分(絵の具)の吸い込み量が多いため、筆の使い方、絵の具の濃さを正しく適正に使わないと色がにじんだり、かすれます。 作業を進める中で試行錯誤を重ねながら「どうするとうまくいくか?」を探し出すのも大切な経験です。


01252


かなり仕上がりに近くなってきました。  来週は外に飾れるかな?


01253


本日はかずきくんの宇宙船の講評をしました。

作者に作品名や工夫したところを発表してもらいました。 

その後、みんなで作品を近くから見てコミュニケーション(下図)。

もの作りはただ作るだけではなく他の人が作ったものをみて刺激を受けることも大切です。 


01254


かずきくんの作品

作品名: 「ジェット・シャトル」

工夫したところ:いすやレバーをこまかくしたところ

むずかしかったところ: レバーをくっつけるところ

この宇宙船にだれがのり、どこへいきますか?:自分がのって、太陽の近くに行く


01255_2


この作品を作るに当たって、アイディアスケッチから図面起こし、パーツの切り出し…とかなり本格的に作業を進めました。 パーツの切り出しでは積極的にカッターを使い、安全な使い方を覚えました。

作っていく途中でパーツに隙間を見つけて「ここに隙間があると宇宙空間に出たときに酸素がもれちゃうよ」というと急いでふさいだことがありました。

また、レバーが外れていたとき「レバーが壊れてかずきパイロットが帰還できなくなりました」というとあわててレバーを修理していましたね。

ただ作るのではなく、色々とイメージをふくらませながら、時には自分が宇宙船を作る技師であったり、整備員であったり、パイロットだったら…と想像することで生まれるリアリティーがあります。 


01256


そして今回かずきくんのリアリティーが結実したのがこのコックピットです。

パソコンの基板や以前ネームプレートで使った銀色のテープを効果的に使って自分が操縦する座席や操作パネルを作り上げました。    

早くスイッチを入れて出発したくなりますね。

とても魅力的な作品になりました。


 

| コメント (0)

flags=birds 鳥の旗  カラーリング2日目    火曜日小学生クラス

寒いですね〜!
氷のように冷たい風が吹いています。

こどもデザイン造形教室、今週も引き続き 鳥の絵の色を塗っていきます。
火曜日クラスは、制作に集中するクラス! 静かに作品に向かうこどもたち。

Dscf7729
ものごとに、ぐっと入り込む時間は、とても大切。
静かに見守ります。 

ほぼ色が塗れた子は、来週しっかり絵の具が乾いたところにサインをして完成!

Dscf7742

| コメント (0)

2017年1月22日 (日)

練馬区小学校連合図工展

1221


練馬区の小学校の図工展が練馬区立美術館で開かれているということで出かけました。

各学校からたくさんの子供たちの作品が展示されています。

中野区にも連合作品展がありますが、随分規模が違うように思え、調べてみると…

練馬区 公立小学校数65校・小学生数32,000人強。   (練馬区面積48.08㎢)

中野区 公立小学校数25校・小学生数8,800人強。   (中野区面積15.59㎢)

区の面積比よりも子供の数がかなり多いのですね。 


01222


限られた展示スペースのため、展示される人も限られてくるのですが、みんな頑張って作っており、見応えがあります。 

ただ、ちょっと気になるのは学校が違うのに似た(というより同じ)課題を課している割合が多いこと。 

理想をいえばクリエイティブを養う授業なのですから、もっと自由にそれぞれの先生が面白いと思うこと楽しいと思うこと伝えたいことを主観的に教えるような教育でもよいのではと思います。

とはいえそうした自由を発揮しづらい状況もあるのでしょう。

最近話題の某省の指導要領 が先生たちの自由を発揮しづらくしている一番の原因でしょう。 

また、テーマに合ったキット(子供たちがよろこびそうな)を業者が毎年開発してくれるのも実は問題です。

数多い子供にさせるとしても道具や用具を用意させる必要がなく、イコールコンディションで授業を進められるというメリットもあるのですが、どうしても個性が出にくくなってしまう。 というか丁寧にきれいに作業が出来る人が評価されるようになりがちです。

音楽も同じだと思いますが、芸術とは自由なものでそもそも評価されるものではなく自分自身を発見し確認する場です。 先生も色々と大変だと思いますが、是非オリジナリティーあるテーマを子供たちにぶつけて欲しいなと思いました。

この展覧会は1月26日(木)まで練馬区立美術館にて開催。

アトリエに通っているK君の作品も展示されていますよ!!


 

| コメント (1)

2017年1月21日 (土)

flags=birds 鳥の旗  カラーリング    金曜日小学生クラス

教室に通っているこどもたち、最近になって ちらほらインフルエンザでお休みが増えてきました。寒さも本番です。体調に気をつけて、冬を乗り越えましょうね。

さて、鳥の旗ですが 各クラスでそれぞれ個性があって 様々な鳥の絵ができあがってきていますよ!

Dscf7681
酉年に、鳥のフラッグ。遠くから見ても、鳥だ! とわかるように・・
元気に描けているかな?

鳥の最大の特徴は???
こどもたちに 聞いてみます。

Dscf7682
そう〜、 羽! そして くちばし。

鳥らしさを、どんな風に表現できるかな?
来週の仕上がりが楽しみですね。

Dscf7688

| コメント (0)

2017年1月20日 (金)

flags=birds 鳥の旗  カラーリング    木曜日小学生クラス

木曜日小学生クラス。

Dscf7661
このクラスでは、自分で考えたオリジナルの鳥を描いた子が多くいました。
絵の具で塗るときに、水を多くしてにじませたり、筆のタッチを出して羽の感じを出したり・・と、それぞれが考えながら描いていました。まだ途中ですが・・

Dscf7672
絵の具を乾かした上からまた、絵の具を重ねればクリアに描くこともできますから、見せたいところをしっかり描いていくことも 旗に仕立てることのポイントですね。
さあ、そんなことをしっかり考えつつ・・来週、仕上げます!

| コメント (0)

flags=birds 鳥の旗      幼児クラス

先週今週と、年明けから続いている制作です。幼児クラスでも、鳥の絵を描いています。
Dscf7637
幼児クラスのこどもたちは、絵の具で描く楽しさを味わっています。鳥がどこかに潜んでいる絵を描いている子もいます。
のびのびと楽しんでいます。

Dscf7652

画材や用具に慣れ親しんでいき、絵を通して伝えること、あらわすことを覚えていけるといいですね。

Dscf7642
Dscf7641

| コメント (0)

2017年1月18日 (水)

flags=birds 鳥の旗  カラーリング    水曜日小学生クラス

011811


フラッグ課題。 

今週からアクリル絵の具を使っての本格的な色塗りです。  


011822


来週がフラッグの最終回。 いかなる作品に仕上がっていくか楽しみです。


 

| コメント (0)

flags=birds 鳥の旗      火曜日小学生クラス

このところ、今季最大の寒気団が上空を覆っていると言うことで、とても寒い日が続いています。こどもたちの間でも、インフルエンザなどの流感が流行っているようです。体調に気をつけて過ごしたいですね。

今週のこどもデザイン造形教室では、先週に引き続き
鳥のフラッグ制作です!

Dscf7635

クロッキー帳に描いたアイデアスケッチを見ながら、今週は布に描いていきます。色鉛筆や油性マーカー等を使って大まかに輪郭をとってから・・アクリル絵の具で彩色していきます。 

Dscf7636
フラッグとして飾るため、鳥が画面に対して小さくならないように、元気に大きく描くように努めています。 制作している時間は、静か!みんな集中しています。

Dscf7625_1

| コメント (0)

2017年1月14日 (土)

酉年に、鳥を描いてみよう

今週(1/10)から、こどもデザイン造形教室が再開しました。

今年は、年末から教室が始まるまでのお休みが長かったですね。

みんなどんな風に冬休みを過ごしたのでしょう? 

話を聞いてみると、スキーに行ったり、お雑煮を食べたり、お年玉で何か買ったり・・おじいちゃんおばあちゃんのお家で楽しく過ごしたり。 中には、インフルエンザにかかってしまったり、怪我をしてしまった子もいたようですが、みんなが元気にまたアプレットプラスに来てくれて、2017年の教室が始まりました!

Dscf7604


Dscf7607

幼児クラスのこどもたちは、潔く 白い布にどんどん描いてみます。
絵の具の流れを楽しむように自信を持って のびのび描きます。

小学生クラスのこどもたちは、なるべく多くのアイデアを出し、頭の中を整理しながら どういうレイアウトにするか、どんな形の鳥や柄を描くか、色はどうするかなどを考えながら形にします。

Dscf7617

鳥の最大の特徴はなんでしょう? こどもたちにたずねてみると、しばらく考えて・・
くちばし、羽・・!  という答え。その特徴が表せるといいね。

Dscf7623
参考になるようにと、様々な鳥の姿を貼り出しました。

Dscf7612_2

世界中に生息する鳥は、思った以上に様々な姿をしています。住んでいる場所、食べ物などによって、全く違う容姿の鳥たち。
くちばしの形、尾や羽の色、長さ・・・興味を持った鳥はいたかな?

そして、今回はフラッグにするので、遠くからでも鳥とわかるように描くことが大切ですが、さて、こどもたちの鳥は、どんな風に仕上がるでしょう?

来週も続きます。

| コメント (0)

2017年1月11日 (水)

flags=birds 鳥の旗  アイディアスケッチ    水曜日小学生クラス

1111


水曜日小学生クラス。 新年初の授業には元気に6人揃いました。

今年初のテーマは外に飾る鳥をデザインしたフラッグ作りです。  


1112


鳥の写真を20点ほど資料として貼って参考に出来るようにしました。

ただ、資料を単に写すのではなく、自分なりのアイディアをデザインに盛り込めるといいね、という話をしました。

鳥は住む環境、その鳥の生態、や特色により様々な色や形をしています。 

蜜をすうハチドリは尖って長いくちばしを持っています。

フラミンゴはエビを食べるため体がピンクになります。

雷鳥は普段は岩場で目立たない色、冬になると雪とおなじ白色にと季節によって羽毛の色を変化させます。


1113


みんなはどんな特長があるかな?

目立ちたいタイプ? 好きな食べ物は? どんな遊びが好き?

そうした自分のイメージを鳥に置き換えたら面白い鳥が出来るかもしれないね。


1114


絵を描いていると右や左の上角に1/4の円を描いて太陽にしている人が何人かいたので、イタリアの美術家、デザイナー 「ブルーノ・ムナーリ」の<太陽をかこう>を少し観ました。   

ステロタイプなもののみかたは頭を固くします。 常に自分の目や考えをフレッシュにしてものごとにあたることが大切です。


| コメント (0)

2017年1月 9日 (月)

カオスからコスモスへ

0109


アトリエをしていると色々な事柄が同時進行するため、ものも加速度的に増えていきます。  

自然とあたりはカオス(混沌)と化していくわけで、段ボールで作った収納ケースなどあっという間にメタボリックシンドロームな様相を呈します。

これの解決も正月休みの< To do list>に入っていたわけですが、明日からアトリエが始まるという今日にやっとその解決の順番がやってきました。


01092


先日ジョイフル本田でカットしてもらった合板を図面に合わせ、ボンドで組み、ネジを打ち込みます。 

部材さえきちんと切り出してもらえれば 多少は時間がかかりますが、 イケアの家具を組み立てるのとそうたいした違いはありません。

注意すべきは合板を買う際「ソリ」の少ない板を選ぶこと。 


01093


簡単な構造なので、休み休み半日程でできあがり。


01094


お腹が引っ込んだだけですが、随分とスッキリしました。


 

| コメント (0)

2017年1月 7日 (土)

始動!

Dsc_6913


新しい年が始まりにむけ、色々と仕込みに西多摩「ジョイフル本田」へ出かけました。

近所にもホームセンターはいくつかあるのですが、やはり扱う品の豊富さは別格。

遠いですが、ここへ来れば大体何とかなるし、アイディアもわいてくる素敵な場所です。


Dsc_6900


今回の目的の一つには簡単なのこぎり台の材料を材から切り出す予定でしたが、店に入るなり、展示品の可愛い 一品ものソーホースを見つけ、とりあえずこれをのこぎり台として流用することに決定。

家に戻りふと、糸のこ盤をのせるとなんだか馬のようですね。これぞソーホース(sawhose) 。


Dsc_6973


今回のメインの目的の材料。

出来合いのキットではないので、あれやこれや吟味して部材をそろえました。


Dsc_7016


部材を組み合わせ、脚立に乗って外の雨どいに仮に取り付けてみました。

ハンドメイドの水平型フラッグポール。 上出来!!

 新春一回目の課題で子供たちと作るフラッグを飾る予定。 お楽しみに。


| コメント (0)

2017年1月 1日 (日)

2017年 年頭にあたり

あけましておめでとうございます。
昨年中は、アプレットプラスの活動にご理解ご協力をいただきまして 本当にありがとうございました。

Dscf7566_2


「様々な素材にふれ、感じ、自由に発想し、考え、アイデアやイメージを表現し、形にする」を目標にたちあげた アプレットプラスの こどもデザイン造形教室 も、早いもので 今春8周年を迎えます。

8年の間に 小学生のスマホ所有率は6割に達しており、多くの時間を友だちとの交流やゲーム、動画視聴などに費やすようになりました。
一方で 学校教育は、記憶し、理解し、答えを出すということ が求められています。

『みんなが知っていることを知っている』『決められたことがきちんと理解できる』ことも大切な能力です。

しかし、人間は一人一人違います。

得意なことも不得意なこともある。
できないからダメなのではなく、どうしたらできるようになるのか?

要は、自分自身の良いところをしっかりと見極めて、どのように取り組めば問題を解決できるかを学ぶことが大切ではないでしょうか。

一つのものをアイデアから形にする「ものづくり」は 時間がかかります。
一つのものを作るには、自分なりに越えなくてはいけない壁が出てきますし、またできあがった時には達成感や反省があります。

こうしたことを繰り返すうちに、
自分が好きなこと 
自分が一生懸命になれること 
壁に当たったときに乗り越える方法など、 
ものづくりに限らない知恵がつくものです。

私たちは、これまで以上に それぞれのこどもたちの特長・長所をいかし、何事にも自信をもって取り組むことができるような指導をしていきたいと思います。 
また作品完成時には、保護者の皆様にも観ていただける時間をできるだけ設けるようにしますので、ご一緒に こどもたちの成長を見守っていただけたらと思っています。

今年もアプレットプラスを どうぞよろしくお願いいたします。

| コメント (0)

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »