世田谷美術館 花森安治の仕事 そして 小さな絵展
だいぶ春めいてきた土曜日に、世田谷美術館へ行ってきました。
・企画展 花森安治の仕事
・区民ギャラリーAにて 樋口トシ江 小さな絵展
どちらも、どれだけの時間を割いて作品を作り続け、仕事をし続けてきたんだろう・・・と考えさせられる展示でした。
その仕事量たるや・・、ブラック企業だの、有給休暇だの、残業だの、そんなことどうでもいいからとにかくやりたいことをとことん、納得いくまで表現し続けた結果、この量になりましたっていう・・。
そして、好きだからやりたい、やらなくては気が済まない、表現力の圧倒的なパワー。
若い頃は国や時代に翻弄され、戦争をくぐり抜け、生死の境をくぐり抜け、そうして戦争が終わり今度は高度成長期を迎えた日本で とことん表現し続けた人たち。
今、表現しないと伝えないと いたたまれない・・そしてそれが楽しくて寝てられない そんな感じのパワー。
花森安治展でいえば・・
暮らしの手帖のロゴは、この絵にはこの書体と表現方法、表紙デザインや絵に合わせて。っていう・・手仕事の世界。そんなことやっていたら時間なんていくらあっても足らないでしょう、と思えるのに
そうでないとダメなんだ!・・と声が聞こえてきそうなくらいのバリエーションに圧倒。 文章も含めて、莫大な量です。
生活と 仕事と 創作と。
世代の違いだけでは済まされないよなあと・・自分を振り返りました。
小さな絵展は、本当にかわいらしい絵がたくさんです。愛情があふれています。そして19日(日)までです! ぜひご覧ください。
(m)
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