糸のこ盤
電動糸のこ盤を台に設置していつでも使えるようになったこともあり、最近は積極的に使うようになっています。
この糸のこ盤は高知で家具職人をしている先輩から譲り受けたもので、バネ式という古い構造のため、音がうるさいのと直線を切るときに若干の癖があります。
ただ、基本的に糸のこ盤というのは直線を切るというよりは曲線やジグザグなど飾り切りを目的としているため、そもそも定規で引いたような直線をガイドなしに切るのは難しいものなのでさほど気にすることではありません。
どんどん使うあいだに少しずつ慣れていってもらえたらいいなと思っています。
新設した白い掲示板がちょっと寂しいので色でもつけようかと思っていたのですが、 この糸のこ盤がどの程度のことまで可能なのかを調べるついでに合板で文字を切り出すことにしました。
大きい文字で天地56ミリ、小さいもので天地24ミリ、何種類かの文字を切り出しました。
文字をプリントしたコピー紙を合板に貼り、紙ごと切ります(上写真)。
Oや Pなど中抜けのある文字は抜く形へドリルで穴を開け、そこへ糸鋸刃を通してから切り抜きます(中写真)。
文字程度の複雑さの形を切り出す場合、天地26ミリまでは切りやすいですが、24ミリになると難易度が一気に上がります。 定盤に開いた糸鋸刃のとおる穴にパーツが落ちてしまい、作業がやりにくくなるのです。
天地30ミリ程度の大きさになると文字によっては手がノコ刃にかなり近づくので、ここまでギリギリの作業は子供たちにはさせませんが、現状での限界が分かったのは収穫。
数をこなすとそれなりにきれいな形が切り出せますよ。
要はあわてないこと、力まないこと。 ゆっくり点と点をつなぐくらいのていねいさで作業することです。
作業中は木くずが舞うことがあるので、もちものに顔のサイズに合ったマスクを必ずお持ちください。
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