夏休みこどもワークショップ さかなを描く Day 2
夏休みも、いよいよあと10日!
さあ、今日も二時間、しっかりと真鯛と向き合うよ〜
今日のクラスは、みんなとっても静かに集中して真鯛を見つめていました。
スケッチのモチーフを前に、黙々とペンを動かすこどもたち。
もしも、お家でこのような環境をつくろうと思ったら、なかなか大変ですよね。
それだけでも、貴重な夏休みの体験!
さあ、今日はどんなお魚が現れるかな?
↑おおまかに、えんぴつでアタリをとってからカラーインクで詳しく描いて行きます。新しく発見したことはなんだろう? 色をどんな風に感じたのかな? 絵の具を塗り重ねるのは難しかったかな?
↑少しずつ少しずつ形を捉えていました。時々、触れたりじっくり見つめたり。描くことが好きだな〜、というのが伝わってきたよ!
↑カラーインクで 鱗や表面の模様を細かく詳しく描いていました。鱗に興味を持つこどもたちはとても多いのですが、それぞれが違った形で表現するのがおもしろい! 菱形だったり まるみを帯びていたり、点や線。
↑形を捉えるのも、鱗を描くのもじっくりていねいに進めていました。絵の具での着彩も、薄くときのばした透明水彩絵の具を少しずつ塗り広げ、別の色をにじませたり重ねたりして工夫していましたね。
↑今日の魚たち!
今日もみんなの違う興味が、それぞれの絵に見て取れます。
もしも、印刷されたように同じ絵がずらりと並んだら、どうでしょう?
個性を持ったこどもたちが、それぞれの目を通して描いたさかなたちがこんなにもまた個性をもって表現されることのすばらしさ!
色鮮やかな絵の具により、少し線が見えづらくなっていますが
目の周り、口の周り、鱗、ひれ、しっぽの先・・・一生懸命見つめた結果が絵に現れていますよ。 色も、お腹に黄色を感じたり、体の表面に光る微妙な色をあらわそうと工夫しました。
鱗の一枚一枚、魚の特徴である測線・・見つけたら描く、発見したらまた描く。
よく集中しましたね! 真鯛の特徴もよくつかめています!
↑今日も最後に、発表会&講評会。 ツル先生の真鯛のお話は、魚屋さんに行ったときにも役に立つような?うんちく満載のお話でしたね。
天然真鯛と養殖真鯛、もう見分けられるかな?
それから真鯛と稚鯛の違いもわかるかな?
深い海に住んでいる魚の体が赤いのはなぜでしょう?
・・そんな、魚にまつわる知識がスケッチをしたことをきっかけに深まることも楽しいですが・・・何よりも! 今日、みんながどうしてこのスケッチをしに来たのか? なぜ、さかなを描いてほしかったのか? そのお話を忘れないでくださいね。
スケッチは、自分の興味を見つける作業でもあります。モチーフとのやりとりを積み重ねることが、自分自身を見つめることにもつながるのです。
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