2018 夏休みこどもワークショップ すみながしと折り本 02
暑さが戻ってきた8/21。
夏休みこどもワークショップ すみながしと折り本の二日目です。
まずは自己紹介のあと、マーブリングとすみながしの違いや、発祥地のお話。 マーブリングは西洋・トルコが発祥で、すみながしは日本が発祥。模様や表現方法も少し違います。マーブリングは細かく規則的な模様が特徴ですが、すみながしは、自然にできる流れる模様を写し取ります。
そして、どちらも歴史が古いのですが、すみながしは平安時代からある技法。
1200年前という古い時代からある技法を、今日は堪能しよう!
インクを水の上に垂らして、そーっと息を吹きかけたり竹串で動かしたりしてその模様を写し取ります。 細かい模様に興味がある子、動いていく大きな形に興味がある子。それぞれのペースで模様紙を作っていきます。
模様紙を作った後は、折り本作り。 長い紙を半分に折りながらジグザグに折っていきます。ちょっとした道具の使い方や作業の方法を学びます。
高学年になってくると、飲み込みが早い! 二人ともとても丁寧です。
上手にジグザグができたら、表紙制作。 台紙に選んだ模様紙をトリミング。切って、糊をつけて、貼って。 その一つ一つにも、のりしき紙を引くことや本文紙の間に紙を挟むことなど、新しく覚えることがいっぱい。糊もつけすぎないように!
表紙と本文の合体も慎重に・・そして位置が決まったらしっかりと押さえます。
下敷きは、ラミネートの機械にそーっと入れていきますが、ラミネートされると模様がクッキリ見えてきます。
完成作品と共にパチリ
みんなの前で それぞれが、制作の際に感じたことやどうしてこの紙を選んで本にしたり下敷きにしたのか?などを発表!
言葉をたくさん使って、とても詳しく上手にプレゼンテーションできました
こうして模様を見ていると・・地図に見えたり、雲に見えたり煙に見えたり、横顔とか動物のシルエットとか・・思い描いたことが飛び交っているように見えたり・・楽しいですね〜。
写真などの技術がない時代に、自然に生まれる不思議な形・美しい形を、どうにかとっておくことができないか記憶に残すことができないか・・と考えてこの技法が生まれたのでしょう。
二度とはできない模様だからこそ、貴重な瞬間をとらえた貴重な模様ですね。
アプレットプラス 夏休みこどもワークショップ こどもデザイン造形教室 http://aplt.jp/
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