2018 夏休みこどもワークショップ さかなを描こう!01
台風13号の進路が心配されましたが、東京都内にはほとんど影響がなく朝から雨が上がってホッとしました。二年前の夏に行ったスケッチのワークショップの時は、台風が直撃したので・・少し心配したのですが。
台風の影響が魚市場にもあるかどうか・・・どんな魚が登場するかな?
今日の魚は・・・
長崎産の チカメキントキ! (キントキダイ科だそうですよ)
身体が赤く、目が大きく、ひれがとがっていて・・ スケッチにぴったりの特徴のある おもしろい形の魚が登場〜!
関東地方では、なかなかお目にかかれない魚だそうです。
最初に、「良い絵とは?」 というスケッチを描く前の心構えと 画材や描く順序についてのレクチャー。
そっくりに描くことに注力するのではなく、「自分の興味」を画面にぶつけることが良い絵になることを心にとめて・・
さあ、本物を見つめよう!
初めてのスケッチ・・・でも、お家では自分でスケッチをしているそう。周りに惑わされずよく見つめて集中して描いていたのが印象的。形も特徴もしっかりと捉えました。
こちらも初めてのスケッチ。鱗の一枚一枚を集中して捉えていました。背びれの形もよく観察して、とがった部分丸みを帯びた部分も丁寧に描きました。
鱗の一つ一つを捉えることに決めたら、最後まであきらめずに時間がきても描き終えるまで慌てず小さな鱗を描きとめました。そのこだわりが絵に表れました。
二回目のスケッチ。昨年の真鯛の時と、魚の印象に違いはあったかな? 今年はトゲがある魚、色も赤くて目も大きかった!さわってみると、ひれがチクチク鱗がザラザラだった・・気付きを心にとめながら描きました。
久しぶりのアトリエでしたね、魚を目の前にドンドン手が動きました。良く見て、慌てずに〜。色も充分のせたので、最後に周りの氷まで観察して描きました。
一昨年のメバルから二回目の参加。今回も、魚の構造や表面・目・鱗の蝕感に興味がありましたね。触ったりルーペで見たら、どんなことが感じられたかな?
少し時間が足りなかった子もいましたが、最後に作品を並べてかんたんな講評会。お迎えのお母様方も見守る中、こどもたちには、魚のどこに興味があったか気になったかを聞きながら作品を見合いました。
同じ魚を描いていても、それぞれの興味が異なりあらわす形も変わってくる・・、見つめて見つけた形や色をどうしたらいいかな?と考えながらも感じたように表していく・・。人それぞれ個性があるように、魚にも個性がありました。
今日の魚たちも、みんなの作品がそれぞれ違った表現になり、それぞれの興味を表すことができたとても「良い絵」となりました。
(同じ形のものが並ぶのなら、写真を撮ればいいのですから!)
二時間近く、よ〜く見つめて手を動かして・・・スケッチを仕上げた達成感も、こどもたちの表情に表れています。
作品はお家に持って帰りますが フレームに入れたりして飾ってくださいね。夏休みの一コマ、こどもたちが集中してモチーフと向き合った時間をご家族にもぜひ共有していただけたらと思います。
★ 2018 夏休みこどもワークショップは、後半戦の参加者を募集中です 8/24・8/25にも、「さかなを描こう!」ワークショップ を開催予定! ぜひご参加ください
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