黒板看板修復
昨年末、A型黒板看板が強風で激しく倒れ、つけていたロゴがすべて外れてバラバラになってしまいました。
今までも一つ二つと外れることはあって、その都度修復していましたが、これを機会にリニューアルしました。
コンピュータで文字打ちし、調整プリントしたものを切り出します(上図)。
セパレートで文字を作るとバラバラ外れて面倒なので今回はスクリプト体(筆記体)をつかい、さらにヒゲ(アンダーライン)で単語間を繋いで強度を高めました。
ロゴしたのヒゲ(アンダーライン)を板材の稜線に合わせて貼り込みます(中図)。
糸のこ盤で一番難しいのは直線を切ること。だから一番長い直線を稜線に合わせて直線切りをできるだけ減らします。
あとはひたすら木を回転して切る・切る・切る(下図)。
下図を剥がして下地にジェッソを塗り、全体にクリーム色を塗ったあと、表面にのみ朱赤を塗りました。
文字面が単色の場合見る位置や背景によって形が判読しにくい場合があります。
文字の側面に文字と明度差のある色をつけることで見る位置によってハイライト方向とかシャドウ方向に文字の輪郭がつくため、視認性がよくなり文字を判読しやすくすることができます。
雰囲気が変わり新たな年が迎えられました。
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