ミニチュアドレス 2019/4/19完成
BUTTON DRESS かい(5年)制作時 小学3年〜5年
■くふうしたところ みてほしいところ
みてほしいところは、ドレスにあるボタンです
くふうしたところは、首の部分に色をぬったところです
■むずかしかったところ
ドレスのスカートにあるひもをつけるところと、前と後ろのリボンを作るところです
■はっけんしたこと きづいたこと
はっけんしたことは、自分でボタンを作れるというところです
きづいたことは、ひとつのパーツに時間がかかるということです
高さ30㎝ほどの小さなドレスですが、ドレスについているパーツのほとんどを、自分が考えるデザインに合わせるために手作りしました。
このドレスのポイントは、ボタンがたくさんついていること。
そして、ボタンとボタンをつなぐ細い紐。ボタンの大きさ、紐の太さや色にもこだわりが!
布をえらぶときにも、アトリエに置いてある布で気に入ったものは生地の分量が少なくドレスを作るには足りなかったため、納得のいく色を探し求めて、お母さんにもご協力いただき 買ってきてもらいました。
デザイン画を元に、ボタンの数を数えてみると・・・およそ150個くらいは必要になりそう。どうする? 買ってくる? 希望のサイズ・色のボタンがあるのかな? それに、もしあったとして・・100個を越えるボタンって!!
そこで、とにかく作ってみようと言うことになり、絵の具を使って希望の色を作り樹脂粘土に混ぜ込んで生地を作って、そしてストローを使って型抜きをする方法はどうかな?と提案。作ってみると、作者本人も納得のいく仕上がり。 ボタンを手作りしたのだから、ここまできたら紐を染めて、お花やリボンも自分の思い描く色や大きさにして、とにかく作ってみようと言うことになりました。
全ての作業は、とても時間がかかりましたが、コツコツと創り上げたKちゃん。
さかのぼること二年前の 「ちいさなてんらんかい」の後、
新しい自由制作を始めるにあたり・・何がいいかな? と、考え始めたKちゃん。当時小学三年生。
悩みに悩んだ末、作ってみたいと思ったのは・・・・ ドレス!!
さすがに、自分が着られるドレス というものは 教えることもできないし 途方もなく時間がかかるであろうと言うことで、布の彫刻やオブジェの写真や資料など見てもらって、そういう物づくりもあるよ、と提案してみましたが、ドレスに対しての思いは熱く・・
どうしても、ドレスをつくってみたいのなら・・・・小さなサイズで作ってみようか? ということになりました。
小さくと言っても、どれくらいのサイズにするかを決めなくてはいけないので、ドレスを飾るためのトルソをまず作り、そのサイズに合わせて型紙おこしをしました。 デザイン画に沿って、身頃やパフスリーブ、丸い襟首、スカートのフレア、裾の長さとウエストのサイズ・・・・測って紙に書いて。 だいぶこちらからも様々なことを提示しましたが、Kちゃんは全てを素直に受け入れつつ、初めての作業にも決してくじけることなく前向きに取り組みました。
布地同士は、両面テープやボンドで接着しました。
そうして土台となるパーツをつける前のドレスができあがったのが、ちょうど昨年のちいさなてんらんかいの時。
その後は、パーツ作りに時間を割きました。
ボタンやリボン、紐や花などについては、上記の通り。
できるかな? もうできるかな? と言う日々を経て・・
とうとう完成したのです!
以前の日記にも記しましたが、
買ってこなくたって、いっぱい考えて工夫すれば自分で作れるんだ! と、実感させてくれた作品、
作者本人の作品への熱い思い、芯の強さが表れた作品となりました。
コツコツ積み重ねれば、いつか必ず完成する!
こちらも、いっしょにたくさん勉強させてもらいました。
それでは、完成までの制作の様子を少し。
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