かこさとし展 Bukamura ザ・ミュージアム
幼い頃に、大好きだった絵本
「だるまちゃんとかみなりちゃん」
かこさとしさんの絵は、めちゃくちゃ上手 という感じがしないのに、どうしてこうも魅力的なのだろう?
隅々まで工夫がされて、各場面に次のページにつながるヒントが隠れている。
絵だけですべてが子どもに伝わるような、温かくて細かいタッチ。
背伸びしない生活感、わかりやすい表現。
絵本を眺めていると、コドモの頃に感じた、あののんびりとした時間、親からゆったりと見守られている安心感・・のようなものを感じるのです。
昭和のど真ん中に育った私にとっては、この素朴な感じが尚更そう思わせるのかもしれません。
学生時代の油絵や、宇宙進化地球生命変遷放散総合図鑑なる、大きな系図も見応えがあります。
絵本のイラストを使ったミュージアムグッズも、ショップでたくさん販売されていたが
キャラクター雑貨を企画する仕事をかつてしていた身としては、デザインや仕様にもう一声!(・・と、厳しめの目👀)
私だったら、こんな仕様でこんなデザインアレンジで、商品企画するんだけどなあ・・・なんてね。
というわけで、実は持っていなかった だるまちゃんシリーズの一巻め「てんぐちゃんとだるまちゃん」の絵本と、「未来のだるまちゃんへ」という文庫本を買って帰ることにした。
それから、最後に・・
美術館内が寒すぎる。
展示を観ているうちに寒さで震え、これは疲れなのか気温差での不調なのか、睡魔が襲ってくるような立っていられない感覚に見舞われた。
作品保護のため? それにしても、ここまで冷やさなくても・・・。
ちょうど外気温が35℃を越える酷暑の日に訪れたから、外気温と館内との気温差は一体何度なのやら。
温度設定が一度変化するだけでも、かなりの節電効果だと聞く。
サスティナブルだの、地球温暖化だの、SDGsだの、待ったなしで考えなくてはならないことが多い こんなご時世、温度設定の再考をぜひお願いしたい。
(m)
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