花びら一枚一枚、茎や葉っぱの一枚一枚をぜひみてください。
平面のスケッチから、こうして一つ一つを積み上げていって形にするのには、とても時間がかかりました。
これら一つ一つに、時間と思いとが詰まっているのです。
花と、蝶と、雲と・・
色とりどりの明るい世界が広がりました。
ちょうとでんせつの花 りっか 小学3年
制作期間 2023年3月~2024年2月
■くふうしたところ みてほしいところ
・はなにはっぱをつけたところ
・にじいろの花、でんせつの花を作ったところ
・ちょうのはねをクレオンでぬったところ
・二つのやまをつくったところ
・花のしゅるいをたくさんつくったところ(ねんどと紙)
■むずかしかったところ
・ちょうのどうたいをくろでぬったこと
・はなびらをつけたこと
・ちょうをとばすところ
■つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと
ワイヤーをどだいと同じ色にすると本当にとんでいるようにみえた
■ここはどんなところですか
ちょうがすんでいるせかい
完成形をみて、その感想を言うのは簡単かもしれませんが、花や蝶々にどれだけの時間が費やされているかをイメージしてもらえたら・・と思います。
Rちゃんは、まずどんな世界を表現したいか絵に描きました。
どんな花をおきたいのか、図鑑で調べて、名前を添え、花びらや葉っぱの形を調べました。
花びら一枚一枚をどんな素材で表現したらいいのだろう?
先に進むには、まだ経験も少ないし、どうしたらいいかは迷っていましたから、まず粘土で作ってみようかと言うことに。
粘土で作る場合、花びらの根元の部分を少し細めて長くしておき、後で茎に取り付ける時に利用しようと考えるわけですが、そこが難しい。
花びらをボンドで茎にくっつけていくのですが、折れてしまう場合もありました。粘土で花びらの薄さを表現すると、それもまた途中で折れてしまうことがある。
そして何より、花びらの枚数を揃えなくてはいけない。花畑のイメージがありましたから、たくさんの花を植えたいのです。粘土で何枚も花びらを作りました。
途中から、カラーペーパーを使ってみようと言う案も。 しかし選んだ紙によっては、硬いものもあり、茎に取り付けるときにやはり苦戦しました。花びらと合体してフローラルテープを巻いた爪楊枝は、花の茎に。
・・すべてに時間がかかりましたが、Rちゃんは決して諦めず、悩んだとしても、必ず前に進みました。
そうして出来上がった、蝶々の住む花畑の世界観!
こんなにカラフルで自然に囲まれた世界があったら、素敵ですね。
自由制作と聞いて、子どもたちは何を作ろうかと考えます。
自由であるとむしろ、どう進んでいいか戸惑う子もいます。そんなときに、周りの子どもたちがどんな作品を作っているか、これまで完成してきた作品たちにどんなものがあるのか・・それも参考になるわけですが、Rちゃんが作ったこの、「こんな世界があったらいいな」というテーマも、とても参考になりますね。
作品を完成させるたびに成長しているRちゃん、さまざまな技法や道具も経験してきました。
それを次に活かしていけるかな?
どんな作品を作っていくのかな?
それでは、少しばかり制作の様子をご紹介!
アプレットプラス こどもデザイン造形教室 http://aplt.jp/
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