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2024年6月

2024年6月30日 (日)

張り子のうつわ / こたつの上の空  2024/5/21完成

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口を開けたミケ猫、小さな歯とベロが見えます!

にゃ〜と声が聞こえてきそうな表情・・タイトルと相まって・・なんだかほのぼのした猫の器です。

 

Dsc_2477_20240626190901

 

こたつの上の空   あまね(小学3~4年)
制作期間 2023年6月~2024年5月  

 

くふうしたところ みてほしいところ

目の中にすこしちゃいろをぬっているところ

 

むずかしかったところ

口の中の歯と舌のくっつけかたがむずかしかったです

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

かみはボンドをつかってなんそうもはっていくとぶあつくかたくなる

 

このうつわになにをいれたいですか

ぬいぐるみ

 

 

Amane2_20240626190801

 

猫の体の部分が入れ物になっています。

前足後ろ足・・足の裏には肉球もちゃんとついています!

これは、Aくんのおじいちゃん・おばあちゃんのお家で飼っていた猫がモデルとのこと。
猫がいつも身近にいるわけではないけれど・・図鑑を見たり、写真を見たりしながら、猫らしさを追求しました。

 

Amane4_20240626190801

 

体は大きめの風船を使って張り子で表現していきましたが、その張り子にだいぶ時間を費やしました。
頭や前足後ろ足、尻尾も コツコツ紙を貼り続ける張り子・・
途中、疲れてしまった時期もありましたが、張り子の後は、粘土で耳や目、肉球、鼻や口の中を作りました。

特に、口の中の小さな歯とベロにはこだわりがあった様子で、小さな歯やベロを一生懸命作り、それをなくさないようにしながら、口の中に貼りました。

色塗りの順序などそのほうが作りやすいかなと思い、まず口の中に色を塗ってから、歯を貼ったら?とアドバイスしてみましたが、Aくんの中ではまず口の中に歯を貼ってから色を塗る、という頑なな気持ちが・・! だから、色塗りはとても難しかったんじゃないかな?

三毛猫の毛色も、色を混ぜて工夫して塗っていましたが、終盤、肉球を塗る時になってくるとだいぶ疲れてきちゃったかな?
何度も塗りかねるということはせず、もう、これで完成にします! と宣言したAくんでした。

最後のパーツの色塗りまで、ものづくりとはなかなか時間がかかるものですよね。
それでも「もっとこうしたい」「つくりたい」「表現したい」という熱い思いを続けていけるか・・そこがものづくりのポイントかな?

 

Amane_20240626190801

たくさん入りそうな猫型の器! 大きいから、可愛がっているぬいぐるみを入れられそうですね!

 

それでは、制作の様子を少しばかりご紹介!

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張り子のうつわ / 2のかお  2024/5/15完成

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器をぐるりと回すと二つの顔が現れる! 
赤やオレンジ色、ウルトラマリン、といった原色が大きな目を引き立たせています。
一方は、舌をだしてこちらをからかっているかのような表情、もう一方は目をちょっと横にずらして少し照れているような・・

何度も何度も塗り重ねた色がその表情をより豊かにしている、ユニークな器です。

写真ではなかなか伝わらない部分もあるので、実物をみていただくと作品の強さがわかると思うのです。
先日終了した、ちいさなてんらんかい でも注目されていました!

 

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2のかお   れん(小学1~2年)
制作期間 2023年7月~2024年5月  

 

くふうしたところ みてほしいところ

ふでをたいらにして、けしょうをぽんぽんとすれば、きれいだなぁと思いました

0ごうふでをつかって、こまかいところをぬりつぶすとおもしろい

 

むずかしかったところ

黒目をかくとき、色んなところにまじってジェッソをまたぬらないといけないことです

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

色のしゅるいと同じところにぬると、こくなっておもしろい

 

このうつわになにをいれたいですか

思いでのしゃしん

 

 

Ren9

 

当たり前じゃないことをしよう、そんな姿勢が、器のアイデア出しの時から垣間見えていたRくん。

最初は、少し潰れた楕円形の器の間から、小さなお菓子がたくさん見えているような・・そんな器を考えていましたが、少しそこから考えが変わって、二つの顔が現れる器にしたいな・・と思うようになりました。

アイデアスケッチを描き直し、大きな目、小さなサングラス、細い首、くるりと描かれた眉、その周りには思うままに描かれた色彩・・等々、
これを立体にしていくという時にも、なるべくシルエットをアイデアスケッチに忠実に表現できるようにしていきました。

張り子をして粘土も貼り付けて、器の土台が固まってからは、Rくんがアイデアスケッチを時々見返しつつ自由に色を塗っていきましたが、絵の具が乾かないうちに隣にまた新たに絵の具を塗って滲んでしまったり、水分が多い絵の具が下に流れてしまったりと、思いがけないことも起こりました。
それでも、じゃあどうやったらそれが治るかな? それを考えたり教わったりしながら、決して後ろ向きになることなく常に前に進んで行きました。
アドバイスを素直に受け止めるRくんだからこそ、多少の後戻りも前向きに捉えることができて、色も積み重ねて行けました!

色も表現も、顔の表情も、みている人にビリビリ エネルギーを伝えてくれるようなインパクト!
最後に取り付けた、長い舌がまた面白いですよね!
一見、怖そうにも見えるけれど・・目線をちょっと外しているところが可愛く見えるところかな?



Ren_20240626185701

これまで作ってきた作品から、Rくんワールドが・・なんとなく見えてきています。
絵の具と楽しく戯れて、次の作品もユニークな表現を期待していますよ〜!

 

それでは、制作の様子を少しばかりご紹介!

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2024年6月26日 (水)

ちいさなてんらんかい 2024 無事終了しました!

6/22土曜日〜6/24月曜日 ちいさなてんらんかい2024 を開催いたしました。

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準備から片付けまで、怒涛の一週間でしたが・・無事終了することができました!
皆様のご協力に感謝いたします。

毎年、水曜日のクラス終了後、一気にギャラリーへ変身させるために黙々と動き始めるアプレットプラススタッフ(といっても、ツル先生と私の2人ですが🤣) 作品群を見ながらの空間構成、ツル先生のテキパキ決断力が光ります✨

今年は、
土曜日が晴れ、日曜日が雨が降ったり止んだり、そして月曜日がまた蒸し暑い真夏日と・・天候不順の三日間でした。
そんな中でも、足を運んで 展示された子どもたちの作品をご覧くださり、本当にありがとうございました。

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毎年のことですが、子どもたちのご家族やお友達が、熱心に見てくださり、アトリエ内にほんわかあったかい空気が満ち溢れ、作品を通してみんながパワーをもらっているそんな感じが・・特別な時間に感じています。

私が以前勤めていた会社の先輩も思いがけず突然立ち寄ってくださったり(!) 卒業生が背もすらっと高くなってみにきてくれて、びっくりしたり! 嬉しい時間でした〜!👏

そして、今年は日曜日が雨だったからか? 月曜日の17時以降が、例年にない大混雑になってしまいました。
ちょっと見づらいところもあったかもしれませんが、それでも実物を見ていただけたことがよかったかな・・と思います!

今年もたくさんのメッセージが集まりました。
ありがとうございます。子供達に届けます!

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それから、展覧会全体への感想を寄せていただきましたので、この場を借りてご紹介させていただきます。

・みんなそれぞれの世界が豊かで楽しく見れました
・それぞれの工夫が素晴らしくて、良い作品ばかりでした みんなにありがとうと言いたいです 先生のご指導にも感謝です
・想像以上のボリューム感でとっても楽しめました 作品はもちろん、それぞれのコメントもあったのがより深く楽しめてよかったです
・今年も素敵な展覧会ありがとうございました!みんなの作品がなんともいえない素晴らしさがありました!私のお気に入りは夏休みBOXです
・久しぶりに来ることができました なつかしく・・ 生徒さんがたくさんいてうれしくなりました 子どもたちのエネルギーが感じられて楽しかったです ありがとうございました
・どの作品もていねいにしっかり作られていて感心しました 子どもたちの思いがけない発想と材料の色使い、使われ方もすごい!!孫たちの成長を見られるすてきな場所です
・きれいだった かわいかった
・たのしかった

メッセージをお寄せくださり、本当にありがとうございました!

明日から制作の場に戻るアトリエですが、これから生まれる新しい作品がまた来年みなさまに見ていただけるといいな、と思っています。


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2024年6月17日 (月)

張り子の器  空の花畑  2024/5/14完成

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大きく広がった口部分に、葉っぱの模様があしらわれた器です。
しっかりと塗られた鮮やかな空色と、大きく描かれた真紅の花、鮮明な色合いが印象的です。

 

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空の花畑    さほ (小学3~4年/制作時)
制作期間 2024年3月~5月  

 

くふうしたところ みてほしいところ

葉がギザギザしているところを、細いふでで かいたところ

 

むずかしかったところ

中に絵の具をぬるとき、手がとどかなかった

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

いろんないろを重ねていったら、いい色になって、新しい色もいっぱいつくれた

 

このうつわになにをいれたいですか

何もいれずに かざる

 

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新聞紙をボンド水で貼り固めていく張り子。
紙という柔らかい素材が、作る人のイメージに合わせてさまざまな形に変身していきます。
アトリエではこれまでも さまざまな形の器が制作されてきました。

Sちゃんの描いたイメージは、口が大きく広がった壺。
器を上から覗いた時に、一番に目に飛び込んでくる大きな口部分に葉っぱを描きました。

頭で思い描いた「葉っぱ」という形。
最初は何も見ず、「葉っぱ」という言葉からくるイメージ先行型で、先が尖った椿の葉のようなギザギザのない形を描こうとしていましたが、せっかく描くなら、どんな葉っぱが世の中にあるのか、図鑑で調べてみたら? ・・ということで、図鑑を見て選んだ葉っぱが、縁にギザギザのある葉っぱ。
描くのに手間もかかりますが、でも、そのギザギザを描くからこそ思い入れが変わってきます。
模様としても魅力が増しました。
今回、葉っぱを描く前に、力強くお花を描いていったSちゃんですが、花への思いはどんなものだったかな?

世界で一つだけの器として、どうデザインするか? 多方向から器を眺めて
なぜその花や葉っぱの形を選んだのか?と考える・・

人それぞれの好きな形、好きな色がある・・
色や形に、どこか惹かれる美しさや不思議さを感じたり・・
施す模様を考える時にも、必ずそこには理由があるはずです。

どうして自分はその形や色が好きなんだろう?

そして、その「好き」や「美しいな」と思う気持ちの度合いにより、色や形をもっと深く追求することもできるでしょう。

 

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これからまた、新しい制作を続けていく時に、
自分はなぜこの形や色、模様を選んだのかな?と、考える癖をつけるようになれば、作ること描くことが今より楽しく面白く、作品にじっくり対峙できるようになり、結果その作品が見る人に訴えかける力も、より一層強くなっていくはずです。

 

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次の作品は、何をテーマに作るのかな?

それでは、制作の様子を少しばかりご紹介!


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この器の実物を見にいらしてください!
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今年も 子どもたちの作品を展示する「ちいさなてんらんかい」を開催します!
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2024/6/22 sat  〜  6/24 mon
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2024年6月16日 (日)

張り子の器  なんでもいれ 2024/5/14完成

Mami1_20240526194401

 

丸みを帯びた器に、フラットな蓋は・・まるで、茶道具のような趣。

幾重にも塗り重ねられた菫色が全体を覆っているように見えますが、ところどころ赤みが強い部分、青みが優っている部分と複雑な色合いを醸し出しています。

 

Mami4

 

なんでもいれ       まみ(小学4~5年/制作時)
制作期間 2023年12月~2024年5月  

 

くふうしたところ 

まだらができるように、ぬりかさねたところ

 

むずかしかったところ

すきまができないように、しんぶんしをはったところ

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

ニスをぬったら、いろがすこしあかるくなったこと

 

このうつわになにをいれたいですか

いれるところがこまっているもの

 

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小学生の作品なのですが、どことなく大人っぽく見えるのは、やはり茶道具のような形状と、色合いからくる印象のせいかもしれません。
作っている本人は、特に意識していないと思いますが大人の目から見ると、そんなふうに見えてくるのです。

色をトントンと塗り込んでいく手法は、Mちゃんらしいな、と思います。
それは、体験の時に描いた絵もやはり筆をトントンと置きながら色を深めていったから。自画像の時もそうでした。
結果的に、その方法が個性となり、Mちゃんにしか出せない色合いやテクスチャがそこに現れました。

 

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自分らしさとはなんだろう?

まだまだそんなことを意識する年齢ではないかもしれませんが、こうした造形活動が
自分らしい表現を意識し、自分を見つめるきっかけになるといいなと思います。

 

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それでは、制作の様子を少しばかりご紹介!

 

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2024年6月10日 (月)

張り子のうつわ 海のレイ  2024/5/10完成

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しっかりと塗られたテラコッタ色と、エーゲ海を思わせるようなブルーが印象的な器が出来上がりました!
肉厚の取手がついた水差しのような形状も、そのイメージを高めているように感じられます。

 

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海のレイ ~どりょくのかたまり~     ことは (小学4~5年/制作時)
制作期間 2023年5月~2024年5月  

 

くふうしたところ みてほしいところ

くふうしたところは、葉っぱを紙にした所です

みてほしいところは、うらのかめです

図かんを見てもようをかきました!

 

むずかしかったところ

新聞紙をはる時に、中にふうせんがあったので「われるかな?」ときんちょうしてはった所がむずかしかったです

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

新聞紙は、1まいだとペラペラだけれど、沢山かさねてはるととてもかたくなったのでおどろきました

 

このうつわになにをいれたいですか

しばらく何もいれないで、かざっておきたいです

 

と中でアイデアをかえたからあせったけれど、とても楽しかったです

うらの青色はかさねぬりしたので、きれいに見えると思います

 

 

Kotoha8

 

器のアイデアスケッチをする時に、子どもたちにはアイデアのヒントとして
身近にある器を思い出してもらったり、世界や日本の大昔の器がたくさん載っている図録を見てもらっています。数々の形を見た後、自分で作るなら・・とイメージを固めていきます。

Kちゃんがイメージした器は、壺状の器と違ってポット状なので、長い風船で作る部分と、硬い紙を芯にする部分とを合体させながら張り子をしていきました。どの子もそうですが、紙を貼って貼って・・しっかりと固めていきました。

その後の彩色では、元が紙だとは感じさせないくらい何度も何度も色を重ねて、地色が見えないように隙間なく絵の具を塗り、それが効果を発揮しています。

また、Kちゃんはポットの底部分にも長い時間をかけて色を塗り、ウミガメの絵を描きました。普段は見えない部分に手をかける・・ひっくり返すと現れるウミガメ。ウミガメが海を気持ちよさそうに泳いでできた波紋が、模様になっています。

最後に、小さな緑色の葉っぱを散らしました。カラーペーパーを細かく切って、それを貼り付けたので、描くよりもくっきりとシャープなラインが全体を引き締めていますね。小さいモチーフなので、筆を使って色を置くのは難しいことですが、、こうして色紙を使って表現することもできるのです。レイアウトについて考えながら、葉っぱを置いていくこともできますね。

 

Kotoha_20240522131801

 

完成までには時間がかかりましたが、その分、明るい色合いでありながらも重厚感のある仕上がりになりましたね!


それでは、制作の様子を少しだけご紹介

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2024年6月 9日 (日)

カラフルうつわ 2024/5/9完成

Hikari1_20240522131801

 

蓋付きの張り子の器です。
最初に思い描いたアイデアスケッチにできるだけ近づくように、形を作っていきました。
長い時間をかけて、ようやく完成しました!

 

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カラフルうつわ    ひかり(小学1~2年/制作時)
制作期間 2023年4月~2024年5月  

くふうしたところ みてほしいところ

くふうしたところは、水のりょう

みてほしいところは、ふたのうしろのえ

 

むずかしかったところ

いろがまざったところ

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

ジェッソからぬるといろがきれいにぬれる

いろをニスでぬったあと、なんかあわみたいのがあった

 

このうつわになにをいれたいですか

おかし

 

 

Hikari5

 

一年生になったばかりのHちゃん、張り子の経験も初めてでしたから、この先どんなふうに出来上がっていくか、はっきりとわからない様子でしたが、とにかく手を動かして進めていきました。

いわゆる お椀型の器でなく、少し潰れたような球体の下にすらっとカーブした高台。アイデアスケッチがとても個性的でしたから、それを実現するべく、風船と厚紙をテープ状にしたものを土台にして形を作っていきました。
Hちゃんにとって、なかなか難しい作業だったかもしれません。
ゆったりしたペースでも、とにかく手を動かし続け、やがて形になり・・その後は色塗りです。

これがまた、予想以上に時間がかかりました。
ジェッソを塗った土台は、水分を吸収しづらいので、絵の具の水分量は画用紙などの吸収しやすい紙に塗る時とは異なり、ややトロンとした状態の絵の具の方が色ののりが良いのですが、さらっとした水分多めの状態で色を塗っていくと、流れてしまったり、土台が透けてしまったり。 絵の具を塗った後、乾かしてから次の色を塗らないと隣の色が滲んだり。
実際に絵の具と触れ合いながら、いろいろ学ぶことが多かったと思います。
Hちゃんの、この、絵の具との格闘が、器の個性となって表現されていて、目を惹きます。

粘土と角材を使った取手も、Hちゃんならではの器のフォルムにアクセントを添えました!




Hikari_20240522131801

 

一つの作品にとても長い時間をかけて完成させたこと、この達成感を次の作品にも活かしてほしいなと思います!


それでは、制作の様子を少しばかりご紹介!

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2024年6月 8日 (土)

一折り中綴じノート 2024/5/9 完成

Kanta2

 

絵の具の色や滲みを感じながら丁寧に描いた絵を、ノートに仕立てました。

 

Kanta1

 

色のかくさん / 上  にじ色まほうじん / 下    かんた  小学5年

くふうしたところ・みてほしいところ

にじ色まほうじんは、まほうじんっぽく思えるように半分におっても同じ形にしたところを工夫しました

色のかくさんは同じ色が重ならないよう工夫しました

 

むずかしかったところ

にじ色まほうじんは色がまざらないようにするところがむずかしかったです

色のかくさんは、色がグラデーションになるようにするのがむずかしかったです

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

色をグラデーションにするには水を多めにすることが大事だと気づきました

 

このノートになにをかきたいですか

何も書かずにとっておきたい

 

 

Kanta3

 

絵の具の色を見た時も、それを紙に置いた時も、そして紙を折ったり表紙を作っている時も・・・すべてを感動しながら受け止めているようだったKくん。 一つ一つの経験を覚えていって、次の制作に活かしてほしいと思います。

タイトルに、絵のイメージが より一層広がるような言葉を使っていますね。
言葉と組み合わさると、作品の見え方も違ってくるのがよくわかります。

 

Kanta

 

5年生、6年生とすぐに時間は過ぎてしまうかもしれないけれど、制作を存分に楽しんでほしいと思います!




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2024年6月 2日 (日)

王冠   2024/4/24完成

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神々しく輝く金色・・
目にも眩しいその正体は・・

そう、王冠です!

 

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世界でさいしょの王かん      りく(小学2~3年)
制作期間 2023年5月~2024年4月  

 

くふうしたところ みてほしいところ

見てほしい所は、てっぺんの十じがたのかざりです

 

むずかしかったところ

形をくみたてたところです

 

つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと

ニスをぬればぬるほど、きらきらになることをしりました

 

この王かんはだれがかぶりますか

ぼくと僕の兄弟です(いとこもふくめて)

 

なぜ王かんを作りたいと思ったのですか

きらきらでかっこよっくて、作りたいと思ったからです

 

もし自分が王さまだったら、なんという名前ですか?

ポセイドン3世

 

 

 

Riku3_20240523211201

 

張り子の技法を使って、時間をかけて王冠にしていきました。

どんなデザインにしようか、調べてきて写真を持ってきたRくん。
アイデアスケッチを描いた後、紙を使って土台を作りました。

土台が出来上がった後は、色を塗ります。

Riku9

 

少しでも塗り残しがあれば、これが元は紙だった!とわかってしまいます。ですから、丹念に丁寧に、金色の絵の具をしっかりと塗りました。

普段はついおしゃべりが先に出てしまうRくんですが、この王冠を作っている時は、自分から作りたいと思ったこともあってか、黙々と制作に向き合っていました!!

最初はアトリエでも目立たない存在の王冠でしたが、金色の絵の具が塗られた頃から、他のクラスの子どもたちからも俄然注目を浴び始めました。
ウィンドウ前に飾っていたら、「これは何?」 と・・・気になる〜〜
何でできているかも気になる〜〜

やっぱり、光り物にはみんな注目するのね!!
そして、週を追うごとに、何度も塗り重ねた金色がより一層光り輝き・・資産価値がアップ?? 金が値上がりしている昨今だものね〜〜😆

宝石も、大きさを揃えたり、色を一粒ずつ塗ったりと、時間がかかりましたが、
少しずつ形が出来上がってくると、頭に被ったりしながら楽しんでいたRくん。

ワクワクしながら楽しんで作ると、作品そのものが生き生きしてくるのがわかりますね!

 

 

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王冠を被ると、自然と偉くなった気分になるね!



それでは、制作の様子を少しばかりご紹介します

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この作品は、今月開催予定の ちいさなてんらんかい に展示します!
実物をぜひ、ご覧ください。



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ちいさなてんらんかい2024
2024/6/22 sat  〜  6/24 mon
アプレットプラスのアトリエにて







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