張り子の器 空の花畑 2024/5/14完成
大きく広がった口部分に、葉っぱの模様があしらわれた器です。
しっかりと塗られた鮮やかな空色と、大きく描かれた真紅の花、鮮明な色合いが印象的です。
空の花畑 さほ (小学3~4年/制作時)
制作期間 2024年3月~5月
■くふうしたところ みてほしいところ
葉がギザギザしているところを、細いふでで かいたところ
■むずかしかったところ
中に絵の具をぬるとき、手がとどかなかった
■つくっているときに、はっけんしたこと・きづいたこと
いろんないろを重ねていったら、いい色になって、新しい色もいっぱいつくれた
■このうつわになにをいれたいですか
何もいれずに かざる
新聞紙をボンド水で貼り固めていく張り子。
紙という柔らかい素材が、作る人のイメージに合わせてさまざまな形に変身していきます。
アトリエではこれまでも さまざまな形の器が制作されてきました。
Sちゃんの描いたイメージは、口が大きく広がった壺。
器を上から覗いた時に、一番に目に飛び込んでくる大きな口部分に葉っぱを描きました。
頭で思い描いた「葉っぱ」という形。
最初は何も見ず、「葉っぱ」という言葉からくるイメージ先行型で、先が尖った椿の葉のようなギザギザのない形を描こうとしていましたが、せっかく描くなら、どんな葉っぱが世の中にあるのか、図鑑で調べてみたら? ・・ということで、図鑑を見て選んだ葉っぱが、縁にギザギザのある葉っぱ。
描くのに手間もかかりますが、でも、そのギザギザを描くからこそ思い入れが変わってきます。
模様としても魅力が増しました。
今回、葉っぱを描く前に、力強くお花を描いていったSちゃんですが、花への思いはどんなものだったかな?
世界で一つだけの器として、どうデザインするか? 多方向から器を眺めて
なぜその花や葉っぱの形を選んだのか?と考える・・
人それぞれの好きな形、好きな色がある・・
色や形に、どこか惹かれる美しさや不思議さを感じたり・・
施す模様を考える時にも、必ずそこには理由があるはずです。
どうして自分はその形や色が好きなんだろう?
そして、その「好き」や「美しいな」と思う気持ちの度合いにより、色や形をもっと深く追求することもできるでしょう。
これからまた、新しい制作を続けていく時に、
自分はなぜこの形や色、模様を選んだのかな?と、考える癖をつけるようになれば、作ること描くことが今より楽しく面白く、作品にじっくり対峙できるようになり、結果その作品が見る人に訴えかける力も、より一層強くなっていくはずです。
次の作品は、何をテーマに作るのかな?
それでは、制作の様子を少しばかりご紹介!
この器の実物を見にいらしてください!
↓
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