トライ
2019年2月16日 (土)
2018年4月13日 (金)
Color色々 色見本帳のススメ
今年度から絵の具を使うとき、作った色、使った色を「色みほん帳」にして残そうと思います。
子供たちに「色をぬろう!!」というとほとんどの場合チューブから出した色そのままを使ってしまいます。 太陽=赤or黄、空=青、葉や草=緑と言った具合に。
でも描こうとしている空は本当にその青かな?
描こうとしている草はどんな緑?
絵の具のセットに入っている色たちは料理にたとえれば素材や調味料です。
素材や調味料をどのように組み合わせたり、混ぜると美味しい料理ができるかな? どう並べると食べたくなるような料理になるかな?
混ぜすぎて気に入らない色ができることもあるでしょう。 でも「その色、何の色に見える?」、「どういうときならつかえるかな?」と考えることで色に対するイマジネーションが広がります。
デザインの仕事でも「色」は大変重要な要素で、デザインする対象によって色彩計画をしっかり立て、発注者・デザイナー・生産の現場・商品まで間違いのない色の管理をすることが求められます。
様々な場所で色の共有をするのにpantone(上図)の色見本を使ったりします(現在は1800色以上の色が収録)。
絵の具の数より随分多い色数でしょう。
某キャラクターのスタイルガイドですが、各キャラクターは上にある色見本の番号で指示・管理されて、どこでだれが作っても同じものが作られる様になっています。
そうすることで、作品のイメージが一般に定着し、キャラクターそのものを描かなくとも配色だけでもそのキャラクターがイメージされるようになってきます。
いかにそれらしさを出すか、他との差別化していくか、そのために色選び、色使いに時間をかけるわけです。
これはキャラクターに限った話ではなく、たとえば青とレモンイエローの組み合わせを見ると何となく有名なT字がたのポイントカードを思い出してしまうことも色彩計画のたまものです。
つまり自分の使いたい色を探すというのは何よりも自分らしさを探すと言うことでもあるわけです。
せっかくそれぞれの子供たちが自分だけの色見本を作るのですから、作った色の名前も考えてもらおうと思っています。
色名も実はいろいろあって、色名事典などをみているとなるほどと思ったりハッとさせられたり、うまいねぇなんて思ったり、楽しいものです。
素敵な色名をどしどし考えて欲しいです。
自分で考えた色ではなく申し訳ありませんが、気になる色名を3色ほど。
左:IKB(International Klein Blue) インターナショナルイブクラインブルー/イブ・クラインという現代美術作家がオリジナルで作った色。 自身の作品をどれもこれもこの色をつかって作っています。 自分の名前だってオッケー。
中:新橋/明治の終わり頃から東京は新橋の芸者さんが好んで使った色。 地名だってオッケー。
右:雨過天青雲破処(うかてんせいくもやぶれるところ) /10世紀の中国の皇帝「柴栄」が「雨過天青雲破処色の器を持ってこい」と作らせた磁器の色。どんなに長い名前でもオッケー。
この色を作るのに大変苦労をしたと言うことですが、この色に対するこだわりとネーミングセンス本当に凄いですね。
雨が過ぎ去った雲の切れ目から見える晴れた空 色ですから。
観て、作って、言葉にしてみることで それぞれの子供たちにさらに素敵な感性が身につくことを期待しています。
2017年12月15日 (金)
クリスマスリース Christmas Wreath
自然素材をふんだんに使って、こどもたちもリースを作っていますが、私たちも作りました! 夜の夜中に・・せっせと・・(右は、高2の娘作です!)
アトリエ周辺には、素材になりそうなモノがたくさんあります。 そういう目線で見始めると、急にピントが合ってくるから不思議です。
すでに、役目を終えたような枯れ草の中から、緑色の実や、黒い実、紫陽花の花もそのまま放置されていて自然にドライフラワーになっています。
日の目を見ないまま枯れていくよりは、また活躍してもらおうと! リースに仕立てます。 アトリエの建物前にも ヒメツルソバがたくさん咲いていて、これをどうにか素材にできないかな?と思い、今年はドライフラワーにしてみました。 とっても小さい花だし、茎は細くもろいので取り扱いは注意が必要ですが、こどもたちも大注目! カワイイピンク色がそのままに残りました。
近くの駐車場フェンスに絡まっていた蔓の中に黄色い実があったり、枯れ草だなあ〜と思って見ていると手入れの行き届いていない場所にみえますが、何かないかな?と探し始めると 枯れ草の穂がなかなかいい味わい! そこで使ってみるとなるほどいい感じです!(右のリースで使っています)
身近にある素材で作るリースづくり、とっても楽しいですよ。ぜひ素材探しから始めてみてください、お散歩が楽しくなりますよ。
アプレットプラス こどもデザイン造形教室 http://aplt.jp/
2017年10月 3日 (火)
nameplate 名札をつくる
造形教室にかよう子供たちは自分の名札を作ります。
木の名札で、アトリエにいる間はおもての名前デザイン、帰宅時はうらそれぞれが考えたデザインを描いてもらい使っています。
その木の在庫が切れてしまったので作りました。
今までベースになる木片は高知で木工をしている先輩に作っていただいたのですが、在庫がなくなったため、再度先輩にお願いしようかと思っていたところ、アトリエにあったかまぼこ板の板幅が丁度ピッタリサイズだったのでこれを使い作ることにしました。
かまぼこ板のままでは厚みがありすぎるため電動カンナで薄く加工。
続いてサンダーで表面を整える。 あとは適当な長さに切りそろえるだけ。
なにも電動カンナまで、という話もありますが、たまには使わないと機械も人間の手もさび付いてしまうので、丁度良い練習になりました。
2017年4月20日 (木)
糸のこ盤
電動糸のこ盤を台に設置していつでも使えるようになったこともあり、最近は積極的に使うようになっています。
この糸のこ盤は高知で家具職人をしている先輩から譲り受けたもので、バネ式という古い構造のため、音がうるさいのと直線を切るときに若干の癖があります。
ただ、基本的に糸のこ盤というのは直線を切るというよりは曲線やジグザグなど飾り切りを目的としているため、そもそも定規で引いたような直線をガイドなしに切るのは難しいものなのでさほど気にすることではありません。
どんどん使うあいだに少しずつ慣れていってもらえたらいいなと思っています。
新設した白い掲示板がちょっと寂しいので色でもつけようかと思っていたのですが、 この糸のこ盤がどの程度のことまで可能なのかを調べるついでに合板で文字を切り出すことにしました。
大きい文字で天地56ミリ、小さいもので天地24ミリ、何種類かの文字を切り出しました。
文字をプリントしたコピー紙を合板に貼り、紙ごと切ります(上写真)。
Oや Pなど中抜けのある文字は抜く形へドリルで穴を開け、そこへ糸鋸刃を通してから切り抜きます(中写真)。
文字程度の複雑さの形を切り出す場合、天地26ミリまでは切りやすいですが、24ミリになると難易度が一気に上がります。 定盤に開いた糸鋸刃のとおる穴にパーツが落ちてしまい、作業がやりにくくなるのです。
天地30ミリ程度の大きさになると文字によっては手がノコ刃にかなり近づくので、ここまでギリギリの作業は子供たちにはさせませんが、現状での限界が分かったのは収穫。
数をこなすとそれなりにきれいな形が切り出せますよ。
要はあわてないこと、力まないこと。 ゆっくり点と点をつなぐくらいのていねいさで作業することです。
作業中は木くずが舞うことがあるので、もちものに顔のサイズに合ったマスクを必ずお持ちください。
2017年4月16日 (日)
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