製本

2017年9月20日 (水)

枝とじノート ・四つ目とじノート  from じゅんちゃん

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じゅんちゃんが夏のワークショップで漉いた紙で四つ目とじノートと枝とじノートを作って持ってきてくれました。


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枝とじノートは紙の上に二カ所穴をあけ、そこに通した糸を枝に留めつけ綴じるノートです。 

シンプルな作りですが、手漉きの紙、枝、麻糸とやさしい素材のコントラストが素敵です。 スタンプした名前もナチュラルな雰囲気の色でバランスがGOOD!!

四つ目とじは和本のスタンダードですが、糸留めにビーズを使ってモダンスタイルに仕上げています。

紙すきワークショップでは紙の素に牛乳パック(パルプ)を使っていますが、洋紙に混ぜる表面を平らにする材料=填料(てんりょう:クレー<粘土>やタルク<滑石の微粉末>)が入っていないため、和紙に近いしなやかな紙が出来ます。

コピー紙のような洋紙でこのような折り曲げる形で開く本をつくると開きづらかったり、きつい折り線がついてしまうことがありますが、自家製の紙では比較的開きの良い和本のような仕上がりになります。


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ページをめくるたびに変わるすき込んだ模様がとてもきれい。

なんだか使うのがもったいなくなっちゃいそうですね。

素晴らしい作品を見せてくれてありがとう。


★夏休みこどもワークショップへご参加くださったみなさん、もし、こうして何か作ったり、使ってみたり、着てみたり、展示してみたりしたら・・・ぜひ教えてくださいね。 写真をお送りいただいたら、ご紹介したいと思います! 
こちらまで お待ちしています!

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